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2018年1月29日月曜日
クローキング技術の応用
http://japanese.engadget.com/2017/10/20/cloak/
写真にある邪魔なものを消す技術というのは既に存在しているが、それを自動で、さらには動画にも対応して、となると、なかなか面白い。記事にもあるように、VRや360°撮影では必須の技術とも言え、将来的な発展が楽しみな技術だ。
スタートレックでは、クローキングといえば宇宙船を見えなくする技術なのだが、その頃の宇宙船が望遠鏡を使っているはずもない。何かしらの撮像素子からコンピュータで作っているはずだ。そこにクラックで入り込んで自分を消す、というのを思いついた。これなら今でもできそうだ。そして面白いことに、意外と今でも活用方法があるのだ。
普段はカメラを通してしか見れない、というものの代表例は、監視カメラだろう。とここまで書けばもうお分かりかと思うが、監視カメラをクラックして別の映像を見せるのではなく、対象となる人物だけを消すことで、人通りの多い場所でも人を消すことができる。複数のアングルで捉えた映像であっても各々で消すことにより、死角を作り出すことができるのだ。
他に思いつくのは、運動会で自分の子の前にいる子を全て消す、監視カメラでターゲット以外の人物を消す、映画で普通に撮影しつつ電柱や電線や関係ない通行人を消す、などが考えられる。こうすると余計な人払いが必要なくなるため、ロケもスムーズになるだろうし、撮影場所を確保するのに苦労することもない。
完全に消すことができるのなら半透明にもできるはずだ、色も形も変えられるはずだ、と考えると、必要なところを強調したり、関係ない人を棒人形にしたり、犬を猫に変えたりということも可能なはずだ。今の写真加工ソフトと同じように、動画加工ソフトがそういったフィルターを多数揃え、更に適用まで自動化して、Googleフォトに勝手に落とし込むような未来を考えるのは楽しい。
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