サイズ表記が同じでも、メーカーによって服や靴のサイズが異なる。これが通販を躊躇させる原因になっている。ここに洋服メーカーなどがまじめに取り組んでくれれば、服の通販はもっと加速するはずだ。
このために必要なのは、大きくは二つだ。体型の3Dモデルを正確に計測し、そのモデルに服を着させることでサイズや服の圧迫感をシミュレーションする技術。もうひとつはフルオーダーメイドである。
体型の測定は、
ZOZOSUITがその先駆けとして有望だが、精度と(¥0とは言え)普及の面でまだ不安が残る。これからはやはり、ARKitやARCoreによるスマホの活用だろう。こちらとて精度は問題だが、これも時間が解決するものと思う。問題は、メーカーによってポリシーが違い、本人が思うぴったり感とメーカーの思いがずれている可能性だ。このために必要なのが、製品自体の3Dモデルである。
人間の3Dモデルが製品の3Dモデルを「着た」時に、丈は外から見るとして、どの部位にどの程度の圧力が掛かるかを知ることができれば、既存の服と比較してキツイか緩いかが数値的に判断できる。また、3Dモデルなので、歩いてみて靴がずれるとか、ひざを曲げると厳しいとかいうことも判断できる。
ここまでできれば返品率はずっと下がるはずだ。そして後者(フルオーダーメイド)も、前者が前提になっていればもっと気軽に注文できることになる。自分の体形に合う服、として検索で出てくる服は全て無難に着られるとなれば、購入の敷居はぐっと下がることになるだろう。
靴も同様だ。こちらは長時間履いていて痛くなると動けなくなるから、もっと切実な問題かもしれない。
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