https://japan.cnet.com/article/35116943/
SpaceX社の計画が認可された、というニュース。衛星の数4,000機、一機当たり20Gbpsだというから穏やかな話ではない。これは人口過疎地では過剰な通信容量だ。例えばオーストラリア中部やサハラ砂漠の上空では、ほぼ一人で使えることになる。
このサービスでは、地域格差が逆転する。都心より過疎地のほうが贅沢に通信を使える。更に、都心での有線よりこの通信の方が遥かにスピードが出る、というところは多いはずだ。
このため、都心よりちょっと離れたところで、通信だけで完結する仕事をするベンチャーが集中する事態が考えられる。
例えばマイニング、モノ書きやイラスト作成、TV会議の仮想拠点などのオンラインサービス拠点だ。データセンターを誘致するのならケーブルを敷くが、そうではなく、ベンチャーやノマドワーカーが集うような形態である。
地方都市や衛星都市の更に外側まで行ったところ、都心に出るにはちょっと気合が必要になるようなところは、第一次産業か観光くらいしか考えられなかった。ところがケーブルを誘致しなくてもよい、普通に住まいを用意すればよいだけなのであれば、自治体としては誘致がやりやすい。
もちろん特定の都市が有利なわけではないが、定住せずとも例えば道の駅+宿泊施設とか、キャンピングカー用駐車場とか、地方によって特色を出しながら工夫する甲斐はある。
更には別提案「ロボットカーによる物流補完」と組み合わせることで、地方活性化が図れるのではないか。
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