幾つかの企業が、弱いレーザーによるMRゴーグルを発表している。それを使うと空中にディスプレイが浮かんでいるように見える。レーザースキャンなのでピント調節の必要がなく、消費電力も少なく、カラー化も可能だそうだ。
仕掛けは通常のVRゴーグルよりずっと小さく、軽い。これを見逃す手はないのではないか、VRでも使えばよいのに、というのが本稿の提案である。このMRゴーグルに白い紙を貼れば出来上がり、という簡単さが特徴だ。
現状では視野角が制限されているため、そのままではVRゴーグルとしては不足である。上下左右とも数倍の拡張が必要だ。そのこと自体は致命的なものではない。多少ゴテゴテするだろうが、VRゴーグルよりはマシ、持ち歩きが何とか可能な範囲に収まると思う。
今のVRゴーグルは視野を完全に覆うのに対し、このゴーグルはめがねに準じた開放型になる。このため明るい部屋では使い辛いが、その代わり長時間着けていても疲れず、重くも感じないだろう。曇ることもない。使い分けは可能であるし、明るいところでは白い紙を外してMRゴーグルとして使えばよい。
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