AIに職を奪われるのではないか、と漫然と不安を抱いている人は多い。そんな中で、当面の間必要となる新たな職業を発見した。間違い探し人間だ。
AIも100%ではないからたまには間違う。当初は人間よりも間違いが多いだろう。AIの能力が人間の百倍あったとして、間違いが1%だったとすると、人間一人の能力でその間違いを全てチェックできる、という計算になる。人はリストラされず、仕事は百倍できて、万事めでたしめでたしだ。
もちろんこんな単純なものではないのだが、例えばAIで文字認識をする際には、AIの「自信」が数字で出る。自信があるものはノーチェックで、自信がないものは人手で再チェックしフィードバック、ということは、研究者でなくてもできる。いやむしろ研究者自身はやりたくないだろう。これは労働者の仕事だ。
郵便局の郵便番号や宛先のチェックは、これに近いことが既に行われている。これをもっと高度にする、例えば状況判断に適用するようにすれば、ある程度業務ノウハウも必要であり、人間の自尊心も保てるだろう。
機械が導入されたとしても人間の役割は(当分)無くならない、というのが分かっていれば、しかも従来の業務知識が役に立つのなら、むやみにAIを恐れる必要は(当分)ない。
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