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2018年9月4日火曜日
VDI-OS
ドイツのある州の役所が、役所で使うコンピュータをLinuxからWindowsにするらしい。その前にはWindowsからLinuxにしたという記事もあった。保守の費用を考えると、どちらにするかは悩ましいところだろう。
しかし、今ではChromebookという選択肢はあるのだ。役所のコンピュータならオンライン前提でも違和感はないだろう。Googleの「アカウントが必要」というところはちょっと不安もあるが、これなら個々の端末のメンテナンスはほぼ不要なはずなのだ。
Googleに不安があるというのなら、これから企業色を消してしまえばよいのだ。その一つはネットブートであり、Chromebook以前にあったマイクロOSとでも言うべき概念である。
ネットブートは、その名の通りOSを毎回ネットワーク経由でロードするものだ。マイクロOSは、ブラウザのような最低限の機能のみを持つOSで、それ以上のことはVDIで行う。RDP-OSないしはVDI-OSとでも言うべきか。
Chrome以外のブラウザとしてはFirefoxがあり、Firefox OSというのも既にあるが、どちらもブラウザとしては巨大に過ぎる。もっと簡素なものでないとアップデートが頻繁にあり、当初の目的から逸れる。Chromebookなら同じGoogleがメンテしているから問題ないが、Firefox OSは心許ない。ここはやはり、VDIオンリーで行くべきではないか。
似たようなシステムはマイナーな各社から出ているが、いまいちメジャーになっていない。もうそろそろ、クライアントのメンテの問題についてはそういう方向で決着を付けてほしいものだと思う。
以前から提案している通り、スマホやスマートウォッチのOSにこれを適用するという考えはアリだと思う。そうすればデスクトップやタブレットとの連携も取りやすいはずなのだが。
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