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2018年10月22日月曜日
地上地下インフラセット
インフラ整備がない山奥などに別荘を建てたい、というときに、地下に掘って埋めるタンクと屋根の上に乗せるパネル、家の中に置く制御機をセットにたものを売る、という提案だ。
地下に埋めるのは、合併浄化槽をベースとした水リサイクルセットだ。屋根に載せるのは、太陽電池兼雨水収集セット。屋内に置くのは、蓄電池とこれらの制御機器等である。
建物を設計する際、このキットのスペックをベースとして、各々が設置可能なようにする。マニュアルに従って設置するだけで、上下水道と電線を引かずに済む、というわけだ。
タンクは、通常の合併浄化槽の他に清水タンクを擁する。清水タンクは常に紫外線ランプで殺菌されており、基本的には雨水を浄水器で浄水したものが貯められる。一方で合併浄化槽の排水は野に放たれる。下水があれば下水に接続する。
雨水は太陽電池パネルから誘導される。合併浄化槽の曝気は、太陽電池の発電でまかなう。キットにはLPWAが入っていて、遠隔から機器のコンディションをモニターできるようにしておく。例えば清水の品質が低下したら使えないから、アラートを出す。
キットにすることで調整や専門知識をできるだけ不要するのが目的なので、少々効率が悪くても良い。メンテナンスフリーにする方を優先する。家のサイズ別に数種類を用意しておいて、最大使用電力や水道使用量の上限を明示する。土地によって発電量や降水量は異なるので、それに合わせて大きめのものを選択する。
4人常時滞在レベルで400万円くらいでどうだろう。既存のものにちょっと手を足せば良いので、それほど非現実的な数値ではないはずだ。自治体の補助があればなお嬉しい。
言うまでもなく、これは別荘向けだけでなく、インフラ未開拓地(下水未設置)なら何処でも有効だし、今は整備されていても将来的にインフラを縮小する予定のある地域(コンパクトシティ化など)でも有効である。また、タンクを地上に設置することが許されるなら、仮設住宅にも有効である。これには下水ポンプを付け足すだけで済む。
尚、これには通信とテレビが入っていないが、これらは最初から無線で繋げる前提であり、キットに入っている必要はない。
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