遠隔機器間の通信は、もうキャリアLPWA+SNSで良いのではないだろうか。その上で、SNSの内容について緩い規定をする。キャリア先導でその規定を決めてしまえば、あらゆる機器間の通信はこれでお終いだ。
「緩い規定」というのがミソだ。SNSには送り先があるが、様々なところから送られてくるし、送るたびにプロトコルが違うかもしれない。そこで、受信したメッセージは全てAI解析する。そういう仕掛けを先に作ってしまうのだ。
従来のAPIはかっちり決められていて、得てしてそれがセキュリティリスクになることがあった。つまり、プロトコルをしっかり決めるのは良いが、それを狙ったマルウェアが登場し、結局はそれに対応したチェックが必要になる。しかし最初からAIが受け取ると規定してしまえば、例えば異常な長文や特殊文字が来れば最初から警戒するだろうし、一度騙されたと分かれば学習も自動で行う。
殆ど間違わないがたまに大きなポカをするのと、しばしば間違えるが大きなミスはしない、というのとどちらが良いだろうか。究極の二者択一なら、後者を選ぶ場面もあるだろう。今までは前者しかなかったのだから、後者が発達することは新たなビジネスチャンスではないか。
搭載されるAIは差別化要素になるから、同じ種類のIoTでもベンダやランクが違えば微妙に動作が異なる。そんな人間くさいIoTができるかもしれない。
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