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2019年3月13日水曜日
大量衛星網と電磁加速衛星
むちゃくちゃな案であることを承知で、衛星の軌道修正に関する提案をする。
将来的に、人工衛星は小さいものが多数の時代になると考えられている。まだ出てきていない提案だが、複数の衛星が協調して動くようなことは考えられるだろう。GPSは複数の衛星が間接的に協調しているとも言えるが、もっと直接的な協調だ。例えば何千何万という衛星が同じ高さに群れを成して大量の写真撮影を行い、地上を立体写真で見せる、といったものだ。
ここまで来ると、個々の衛星の制御を個別に行うのは無理で、自律的な制御が必要になるのではないかと思う。個々の衛星には太陽電池が積まれているから電力はあるが、基本的に姿勢制御はジャイロでできたとしても、位置制御(軌道制御)はできない。
しかし、大量の衛星がある前提ならどうだろう。それらに強力な電磁石を搭載しておき、強さと極の向きを制御してやれば、引き寄せや反発による加速減速ができるのではないだろうか。あるいは、レーザーを撃ち合うことで、反発による位置制御ができないだろうか。
これがあれば、お互いの位置をキープすることは可能だ。つまり、近づき過ぎや離れ過ぎを抑制できるし、高さのズレも補正できるはずだ。勿論これは相対的なものなので、全体として運動エネルギーは若干落ちる危険があるが、その場合は大きな(質量の重い)衛星の力を借りてエネルギーを得ればよい。それらは国際宇宙ステーションなど、従来の(スラスター燃料の豊富な)衛星でよい。
この軌道制御は、ひいてはデブリの位置把握、その引き寄せや廃棄、宇宙船が軌道を通過するときの安全性確保にも役立つ。衛星がわざと軌道上に穴を開けて、そこを通るようにしてやればよい。隕石の落下も、直ぐに検知できる。宇宙をくまなく覆っている小さい衛星であれば、重力の影響を受ける衛星が少なからずあるはずだからだ。
プロジェクト・ブルーのような電磁バリアを設けずとも、この大量衛星網があれば宇宙は安全かもしれない。
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