以前も紹介した「
キャンドリア」のロウソク。鞘に収まっていて、下からロウをバネで押し上げるようになっている。ロウが燃えて短くなるとその分せりあがるので、炎の位置が変わらない。
しかし、残念ながら連続供給はできない。例えば輪切りにしたキャンドリアを適宜補充する、というわけにはいかない。なぜなら芯があるからだ。切れたところで芯が落ちてしまう。これを防ぐには、芯は恒久的な芯として、押し上げるのは輪切りにしたロウのみとする必要がある。これを考えてみた。
砲弾型の鞘の出口付近から支持棒を出し、中央部に恒久的な芯を固定すれば、それは叶うはずだ。最初だけはすこしあぶってロウを溶かしてやり、芯とロウが接するようにすれば、それ以降はロウが溶け、消費されるに従って自動的に供給可能となる。
この恒久的な芯としては、以前紹介した「
Lovinflame」の芯が使えるはずだ。
このタイプのロウソクの利点は、ロウの型を作っておけば、どんなロウソクでも溶かして再利用することができる点だろう。誕生日のケーキに付属するものや仏壇用、キャンドルサービス用などと色々あるが、全て纏めて溶かして再利用することができる。芯を入れる必要がないので手軽に作れる。ロウの融点は水より低いので、キャンドリア自体の天板で溶かすことも可能だろう。
問題点としては、ロウの気軽な交換はできない。本家キャンドリアには、明かり用の通常のモノと、シトロネラ配合の虫よけ兼用のロウソクがあるのだが、芯が鞘側に固定されているため、鞘ごと交換が必要である。
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