自動運転車の中では、暇つぶしが問題になる。運転者に遠慮する必要がないので自由にやりたいが、読書やゲームをすると酔ってしまいがちだ。これは目で追うことと振動が相まっておこるので、音声を主体にしたものが望ましい。
そこで、書籍だったら音声再生、あるいは音声を主体にしたソリューション、例えばゲームなどが発達するのではないだろうか。
また、元々自動車は防音性をそれほど配慮していない。元々エンジンが騒音を発するし、運転者に外の音がある程度聞こえるようにする配慮だが、これも自動運転では必要ないので、防音性を意図的に高めることが可能になる。鉛や二重窓などを使って、極端に静かにすることも可能だ。
音ゲーとしては、例えば太鼓の達人のように、正確にリズムを刻むものがあるが、考えてみればこれも画面を見ながらやるものなので、やはり酔いやすいかもしれない。画面を見ずに済むか、あるいは光の点滅や色のようなごく簡単な表示のみによるようなゲームが必要だ。
これは盲向けのゲームと基本的に同じでよいはずだから、ある種ユニバーサルデザインのゲームであるとも言える。もっと極端に言えば、仕事をしている振りをしながらゲームをする、退屈な会議でこっそり、なども可能というわけだ。これはこれで需要があるだろうから、開発のしがいもあるというものだ。
ただ、自動運転では、加速度や振動に配慮した走りを指定することは可能だろうから、人の運転より酔いは少ないかもしれない。
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