2018年9月12日水曜日

情報銀行とPDSと認証基盤


先日、情報銀行とPDSについて勉強したのだが、マーケティングに使う、統計に使うといっただけでなく、個人情報の提供や連携に使うという点において、認証基盤と似ているな、と感じた。しかしこれらはまだばらばらだ。個人情報をマーケティングに活用するのには積極的なのに、ユーザの利便に与する認証基盤には消極的。そんな印象を受ける。行政として取り組む順番が逆だろう。

もう、国民が使うIDは事実上マイナンバーで決まりなのだから、マイナンバーポータルにはOpenIDやGoogleID連携と同様の「マイナンバーID連携」を提供して、PDSとマイナンバーポータルは同一のものとすべきではないだろうか。

PDSというと個人情報の切り売りのようなイメージだが、実際には住所氏名など、企業との連絡先や支払い手段など、共通のものの連携の方が、個人にとっては重要だ。また、シングルサインオンも、ここを基点にすることは大きなメリットがある。

XXさえ覚えていれば、のXXが、GoogleやMicrosoftだというのは国民として心許ないことだ。まずここがしっかりしていないと、PDSだの情報銀行だのと銭勘定ばかりしている場合ではない。行政との基点だってここになるのだ。しっかり考えて作って欲しいものだ。

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