2017年10月31日火曜日

機器移行の罠


スマホが便利になってきて、調子に乗って色々と機能を入れてきたのだが、ある日ハッとなった。機器移行が格段に難しくなってきているのだ。ここらで少し整理してやらないといけない。
  1. まずはFelica系のサービス。おサイフケータイなどに登録されているサービスの一つ一つは、移行の手順が違う。機種変更前に操作が必要なもの、手続きから変更完了までに時間制限などがあるもの、無効になってしまうものなど色々あるはずだが、把握していない。
  2. 2要素認証にスマホを使っている場合。これは2要素認証を一旦無効にし、新しいスマホで再度有効にするものが殆どだと思う。
  3. 指紋、虹彩、顔などの生体認証データを本体内に内蔵している場合。これは消すだけでOKだ。
  4. 本体内のみに保存されているデータ。これには、後からインストールするアプリだけでなく、プレインストールやOSレベルのものが含まれる。例えばWiFi接続やVPNの設定・パスワード、本人データなどだ。
  5. キャリアを乗り換える場合、キャリアメールを登録しているサービスへの変更手続きが必要だ。できればキャリアメール必須でないサービスが望ましいのだが、それしか認めないサービスもある。もちろんメールデータそのものも移行が必要になる。
  6. サービスの先に繋がっているサービス。要はアカウント連携だ。
  7. 意図せぬアカウント停止なども考えられる。不具合も含め、バックアップするのが望ましい。
それにしても、機器ローミング技術は一時期騒がれたのに結局は元に戻ってしまっている。何とかしてほしいものだ。こういうものはベンダの正しき対応みたいなものは期待できないから、AIで引っ掛けるような方法が望ましいように思う。

オンラインサービスはどんどん出ては消えて行っているので、メール登録だけでも何十何百とあるはずだが、把握できていない。これらは定期的に見直し、リストにしておくのが望ましいと考える。

今度やってみよう。(何時?)

2017年10月30日月曜日

ワイヤレス給電の未来


http://japanese.engadget.com/2017/09/19/30cm-pi-qi/

ワイヤレス給電は最初のQi以来あまり進展がなく、やきもきしている。実験では色々出るのに、製品になってくれない。そこへもってきてこのPiだ。

Qi互換なら普及も早いだろう。だが、Cotaの10mというのも侮りがたい。個人的にはCotaの方が魅力的だと思う。ワイヤレスというからには距離も重要だ。Cotaのトランシーバーはデカいが、あれは天吊にしてしまえばよい。そうなると最低でも真下の2m、斜めなら5mは欲しいところで、30cmというのはあり得ない。一方で、Cotaの送電能力は最大1Wと、Piの20Wに比べ余りにも少なく、これは厳しい。

市販されているような家電が全て無線にできるための条件を考えてみると、壁際コンセントの代替として30cm・200Wは欲しい。この200Wは冷蔵庫や洗濯機であり、エアコンは対象外だ。だがこれら大型家電は別に有線でも構わない。一度設置してしまえば滅多に動かさないだろうからだ。テレビが微妙だが、Blu-rayレコーダーと合わせてこれも有線でよいだろう。

無線にしたいもののなかで消費電力が最大のものはPCで、50Wあれば御の字だが、10Wでも何とか我慢できる。使用しない時間に充電すればよいからだ。だがその場合は、最低でも3mが必要である。30cmではダメだ。

遠くで電場や磁場を集中させるには、アレイアンテナを使って個々の出力や位相を調整する、またそれをリアルタイムで制御する必要がある。だがそんなことはとっくの昔にやっているだろう。恐らく問題は精度であり、またエネルギーが集中することで火事や火傷の心配があることだろう。10Wでも集中すればハンダが融ける。

精度の方は、搬送波の周波数を上げることがひとつの解決策になる。Cotaは2.5GHz帯だが、これをいっそ25GHz帯まで上げてはどうだろうか。それでも室内で使うには問題あるまい。またアンテナを広くとり、タブレットであれば裏面全面でくまなく受電するように分散すれば、エネルギー集中の問題は軽減される。

現在でもCotaは反射波を利用しているので、周波数が上がること自体は根本的な問題にはならないと思う。後は周波数帯の使用許諾が問題だが、まずは作ってみて動くことが実証されるのが先だ。そしてもしこの方式が可であれば、大型家電は面積も広いから、無線にできる可能性が出てくるというものだ。

2017年10月29日日曜日

薄味宅配食


カット済みの肉野菜を一食づつのセットにして宅配する、弁当を冷凍して宅配する。調理加工の程度は色々あるが、こういったサービスが広まっている。

個人的には興味があるのだが、家人の反応はいまいちだ。その理由は三つある。まず、素材の素性が分からないこと。これは農薬使用の有無や栄養価、素材の高級さ度合いなどが考えられる。次は味付けが固定であること。我が家は一般世間より薄味が好みであり、辛いものが苦手だ。三つ目は価格。個々に買うより高いのが一般的だ。

第一については宅配業者を選べば回避できる。第三は普及度合いによって競争が起きれば自然と下がるだろう。問題は第二だ。

素材のみのキットというのは余りなく、ソースが付いているのが基本だろう。それを捨てるのももったいないし、使わなければ調理の手間はあまり減らない。そこで提案だ。始めから「薄味です、味付けは必ず家庭で追加して下さい」と謳ったキットにするのだ。

この手のキットとコンビニ弁当の根本的な違いは、「一手間が必要なことによる(主に)主婦の後ろめたさの解消」にある。手抜きはしたいが、弁当が並ぶのは何となく後ろめたい。その隙間をついた商品なのに、味が固定されていたのが今までのものだ。これでは家庭の味にはならない。

濃い味を薄くすることはできないが、その逆は可能だ。始めから薄味にしておいて、家庭で味付けを足す前提の商品であれば、塩分が気になる人は出汁で味を付け、辛いのが好みなら辛子を掛け、あるいは子供と大人で味付けを変えてやることもできる。これは充分に「一手間」であり、後ろめたさの解消としては充分だ。

別に提案しているCAS冷凍と合わせ、素材をストックとして持っておいて、必要に応じて組み合わせることでオリジナルのおかずもできるだろう。キャベツを玉で買ってきて表面の何枚かを捨て、芯を捨て、とするよりも、この方がゴミも減るし、日持ちが良ければ買い物の融通も効く。後は企画の勝負だと思うのだが、如何だろうか。

2017年10月28日土曜日

家のOS


だいぶ前だが、有明のパナソニックセンター東京に行ったことがある。あそこには未来の家の展示コーナーがあるのだが、多くの情報は壁やテーブルなどに表示されていた。このために、各部屋の天井や壁などには多数のプロジェクタが埋め込まれていた。TRONハウスの時代はまだプロジェクタ投影はあまり現実的ではなかったが、今では安価なレーザープロジェクタが幾らでもある。恐らく未来の家は本当にあのようなものになるのだと思う。

ここをもう少し深彫りして考えると、部屋に汎用のプロジェクタが複数設置されていて、スマホのOSとは別のソリューションが動いている。これがスマホないしは本人識別と連動して、必要な情報を表示する。通常のOSは画面が定まっているが、こちらは画面の大きさや向きに様々なバリエーションがある。例えば映画を床に映されても困るだろうし、寝てもいないのに天井に映されても困る。だから表示域と解像度、人の位置についての情報から、何処に何を表示するかはインテリジェントな判断が必要になる。UIも音声と投影映像へのタッチが主流になるはずだ。

未来のコンセプトとしてデモをする人はいても、ここのOSを真面目に考えている人はどれほどいるのだろう。音声はそろそろ出始めているから、プロジェクタ投影も含めて総合的なOSを考えてみてもよい時期ではないだろうか。

従来の「何を映すか」に加え、「何処に映すか」を属性として毎回定めなければならない。それは、部屋の何処に誰がいるか、指示をしたのは誰か、あるいは誰に向けた表示なのかを配慮する必要がある。それは今まで無かった情報なので、付け加えるか推測するかをする必要がある。

もう一つは、映し出す大きさや形だ。場所によっては不定形(角のないテーブルなど)の場合もあるし、邪魔者(壁の時計やカレンダー)を避けて映す必要もあるはずだ。壁の色も色々だったり、立体的な意匠があるかもしれない。これらはリアルタイムで変化する可能性があり、つまりはカメラや距離センサなどでモニタする必要がある。

音声も、単純に部屋全体に聞こえるようにするのではなく、超指向性スピーカーを使って特定の場所にだけ出すようにする必要があるかもしれない。

これらの要素から、まず①部屋の何処に誰がいるかを把握するセンサ、②部屋の立体的な形状や色・明るさを把握するセンサ、③部屋に配置されたプロジェクタとスピーカーの位置や特性のインプット、④任意の形状のウィンドウ(穴空き、角欠けなど何でもアリ)に対して映したい情報(要素)を綺麗にレイアウトする技術、⑤個人を特定できる高度な音声認識センサ、⑥ユーザのジェスチャを認識するセンサ、⑦アプリ毎にその目的・提示対象・属性を類推するAI、が必要になる。

一般の部屋に簡単に導入できるようにするには、部屋の高い位置への設置が望ましい。これには、シーリングライトと交換する形や、高い棚の上への設置が考えられる。天井から吊り下げるのは、少なくとも賃貸では困難だ。

そうして設置しておいて、スマホを使ってキャリブレーションを行う。空間把握には、Project TangoやARKitなどが使われるのだろう。それが終わればいよいよ接続開始だ。

OSの基本は、アプリケーションが出す情報を、適切なタイミングで適切な場所に表示することだ。このため、アプリケーションはそれ専用になる。例えば画面設計は不要で、表示すべき要素個別の設計は必要だが、配置やサイズはOS任せになる。ボタンなど、GUIの入力は基本的には無くなる。音声又はジェスチャーでの操作になる。

複数のアプリケーションが表示されているときに、ユーザがどのアプリケーションに対して指示をしているかをOSが見極める必要がある。これは、表示されている画像に向かって行うことで実現する。また、少なくとも初期においては操作ミスやOSの判断ミスが頻発するので、一つ前の状態に戻す操作だけは確実に行えるようにしておく。

複雑な操作に関してはどうしてもタブレットなどが必要になるので、それも用意しておく。こちらは従来同等の操作体系になる。

基本ソフトとしては、カレンダー、時計、天気、スケジュール及びリマインダ、照明演出、静止画(フォトフレーム)、動画(環境映像・映画・テレビ・ネットテレビ等)、音楽、ニュース・キュレーション、レシピ、防犯防災、インターホン、音声/テレビ電話、コンシェルジェ(音声アシスタント:検索・問合せ・暇潰しなど)、旅行計画、くらいがあればよいだろう。HAはオプションでよい。

ソフトは基本的に独立ではなく、既存のスマホソフトやWebサービスと連動するようにする。スケジュールはGoogleカレンダーとか、防犯防災はYahoo!防災情報とかだ。表示のところだけをカスタマイズする。そうすれば既存のサービスも参戦しやすい。

シーリングライト型の場合、下向き(テーブル)、壁向き1~2箇所(方向可変)のプロジェクタを付けたタイプで、10万円以下くらいが初期のモデルであれば売れるだろう。少なくとも自分なら欲しい。

2017年10月27日金曜日

「知らないこと」の齟齬


以前の投稿『「豊富」な未来』において書いた言葉だ。AIが作成する豊富なニュース記事、事実の提示などが普及することによって、一定の共通するデータを基にした議論が、何時でもどんなことでもできる社会、というものを考えてみた。

単純には差別偏見の類が減る、ということは言えると思う。例えば犯罪の発生数は、いつの時代でも増えていると感じがちだが、実際には減っているとか、外国人が増えると犯罪が増えるという感覚が、実際の犯罪発生件数や外国人比率が数字としてわかることで間違いと分かる、といった類の話だ。また、議員がよくやる「詭弁」の類もチェックされることになるだろう。

米国でトランプ氏が大統領になったとき、(詭弁どころではなく)あまりにも発言に嘘が多いので、新聞がこぞってファクトチェックをやり出したが、あれは人手で行っている。このため偏りや恣意の懸念が払拭できないし、トランプ氏以外との比較にもなっていない。あれを自動で、例えば発言のテキスト化と同時ぐらいに行うことができれば、世の中もかなり変わってきそうに思う。

従来、音声でコンピュータに尋ねられることと言えば、行先への経路や天気くらいだったが、この社会では、「誰それが今発言したことは本当か?」「それはどの程度重要なことか?」「根拠は何か?」「世論はどの程度指示しているか?有識者は?自民党支持者は?」といったことが尋ねられる。あるいは、テレビの字幕で「ホント」「ウソ」と表示される。為政者にとってはやりにくいだろうが、ウソで扇動されるようなことがなくなれば、世の中は少しは丸くなるのではないか。

2017年10月26日木曜日

カードサイズ端末


最近のスマホはどんどん軽く薄くなってきたが、画面サイズはむしろデカくなる傾向にある。このサイズだと既にワイシャツのポケットからははみ出し、尻ポケットにも安心して入れられない。スマートウォッチは逆に小さすぎて殆ど何も表示できない。この間を埋めるサイズとして、名刺/クレジットカードサイズが考えられる。

この端末がスマホと大きく違うのは、胸ポケットに入れれば完全に隠れ、尻ポケットに突っ込んで椅子に座っても曲がることがないほど丈夫、というところだ。名刺入れや定期入れと同程度のラフさで扱える。当然防湿防水である。使用温度範囲も広くとる。バッテリの持ちも、スマートウォッチに比べても随分よくなるだろう。

スマートウォッチと同様、このカード端末(仮称)も独自OSであり、操作体系も異なる。表示の主体は「通知・表示」であって、例えば長文を入力するのには向かない。但しその表示面積は広いので、一度に多くの情報を表示できる。

複数の表示を、あるいは長文の表示をページ単位で切り替える、カード型の表記ができるとよいと思う。通知まではセキュリティ不要で出せ、アクションを起こすときに改めてセキュリティ措置を施す(パスワード入力など)ようにする。場所をトリガとして表示を切り替えることもできるようにする。

カードというサイズから想起できるように、これは各種のIDカードとして機能するようにする。例えば会社では社員証兼入退館セキュリティ、店舗での支払いなどにクレジットカードや電子マネーとして、あるいはSuicaとして、家の鍵として、各種会員証やポイントカードとして機能するようにする。それも位置連動として、不要な候補は出さないようにするのがよい。

もっと公的なものも入れてよいと思う。免許証、保険証、パスポート、国家資格証の類だ。これらはFelicaと連動して真正性を確認できるようにすればよいし、表示自体にもセキュリティを掛けるとよい。

スマホやスマートウォッチと異なり、ICカードに近いイメージでのセキュリティを確保する。簡単には故障せず、分解も困難であり、修理には何らかの公的認可が必要、などとしてやる。この前提で、公的証明書を多数集約できれば、初めてカードフリーな時代に突入できる。

位置や時間連動のリマインダもあると便利だ。帰りがけに頼まれた買い物をするときに買い物メモが表示されると便利だろうし、テレビで紹介された洒落た店を登録しておくと、近所に寄ったときに教えてくれる。今のスマホにもあるが、なかなか使いやすい場所連動のリマインダがなくて苦労している。あるいは、旅行日程アプリのようなものと連動することも考えられる。電車や飛行機などのチケットから入国審査カードまでこれに入れば、空港をこれだけで通過できる。

事前にある程度の作業をスマホやPCでやる必要があるにせよ、数日程度の旅行であればこれだけで済む、リマインダから支払まで全部これ一つ、という世界も、夢ではない。

2017年10月25日水曜日

電子会員証と電子スタンプの無償化


スマホ全盛の時代なのに、Apple PayやAndroid Payに対応する会員証やポイントサービスはなかなか増えてくれない。街の小さな独立系の店舗では、未だに紙の会員証にスタンプを押していたり、小さなチケットを発行したりしているが、この程度の店舗でも導入可能なくらいに敷居を下げてやらなければ加入してくれない。

その大きな敷居とは、「タダかどうか」というところだろう。実際には紙の印刷代などが掛かっているが、ランニングコストが月数百円でも抵抗がある。更に、スタンプに匹敵する簡単さが必要だ。

Android PayでもApple Payでも、バーコードやQRコードの表示をするところまではできるので、これを読むスマホとソフトがちょっとあれば良いはずだ。実は似たような店舗用サービスは存在しないことはないのだが、どうも商売っ気がありすぎて、無償で提供できるところまで行っていない。例えばバーコード付き会員証を有償で印刷しますとか、一日何回以上の利用が必要だとかだ。

そうではなく、店舗が用意するのはスマホだけ、しかもWiFiが繋がればよいので私物でも構わないし、当然中古でもよい。SIMカードすら要らない。後はWiFiがあればよい。Webサービスもタダで提供する。ここまですれば、採用してくれるのではないか。

Webサービスとして提供するのは単純なデータベースであり、そのような小さな店舗ならトラフィックも殆ど発生しないはずだ。AWSの一番小さなものでも充分対応できる。

もちろんこれだけでは儲からないから、Apple PayやAndroid Payに対応するのではなく、専用のソフトで実現するものとして、ここに広告を入れればよい。広告収入型にすることにより、ビジネスとしても完結できる。

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