2018年5月3日木曜日

AI的刑罰


今の刑罰は、罰金などの金銭的なもの、懲役のような拘束・労働、執行猶予における定期観察などからなっている。刑の種類や重さは人間が決めているのだが、分からないのが肝心の「効果」だ。これをAIで追っていくことで、もっと適切な刑罰ができないだろうか、というのが提案の主旨になる。

刑罰の期待効果は、類似の新たな犯罪の抑止と、本人の更正(再発防止)にある。その各々は統計処理可能なはずだ。地域や期間でA/Bテストをすることなども合わせ、それをAIに食わせて適切度を測ることは可能なのではないか。

ここは民間企業の益が絡んだことがないので、最適化は殆どされていないと思われる。つまり、画期的な最適化ができる可能性がある。死刑が頻発したり厳罰化が横行する可能性はあるにせよ、それが社会全体を平和にするなら「アリ」かも、とも考える。

もちろん公平性や恣意性の危険はあるが、少なくとも時の国会議員の恣意よりはマシなのではないか。もし成功するなら、刑罰だけでなく、許可認可のあり方などにも広げて適用することも検討できるだろう。

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