2018年5月31日木曜日

マイムービー・マイピクチャ


https://japanese.engadget.com/2018/04/16/AICreatesAnimation/

これは面白い。脚本(テキスト)だけからアニメを作るAIの登場だ。今はまだレベルも低くアニメだけだが、実写と見まがうCGで作れる日も来るだろう。また動画だけでなく当然静止画でも可能なはずだ。ここから見える応用は広い。
  1. 脚本も自動でできれば、映画ではプロデューサと監督がいればいい、という時代になるかも知れない。もちろんテレビも、ネット動画も、だ。世の中は映像で溢れることになる。
  2. そこまで行かずとも、教育用のショートムービーのようなものは、これで十分なはずだ。三角形の三辺の和が180°になる様子をアニメーションで表現する、恐竜絶滅の理由をイメージで出す、といったことを、教師が各々脚本を書くことで作れる。これは教育の電子化に大いに貢献するはずだ。
  3. 小説でなく最初から映画を作ろうとするアマチュアが多数出てきてもおかしくない。同人誌なども、絵心がなくとも簡単に作れることになる。
  4. 会社でプレゼンを作るのも、PowerPoint上にちょっとした映像を載せるのが流行るかもしれない。
  5. あらゆる本や雑誌のテキストスペースは徐々に侵食され、静止画や動画で埋め尽くされることになる。紙の本は廃れ、電子書籍へのシフトが進むことになる。
  6. コンテンツは大消費時代に入る。個人レベルでもマーベル映画が作れるなら、ヒットする映画は無くなってしまう。著作権も有名無実になる。このため、人はますます個の時代に入り、個性は極端になり、人付き合いは難しくなる。
今、音楽がこれに近い状態にある。例えばSpotifyのMy Daily Mixの映像版だ。今日はアクション映画を見たい、10分で、と言えば、自分好みの映画がその場で作成されるとなれば、映画館に行きたいとは思わないだろう。

その先は、人と人の中が疎遠になり、仮想人格とのみ付き合い、困難へ立ち向かう起業家のような人は減り、常に庇護されていないと生きていけない、ウスバカゲロウのような人ばかりになっていく。

必ずしも明るい未来ではないのかもしれない。

2018年5月30日水曜日

トイズの時代とレーザー錆取り器


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52395

集団ドローンによる攻撃が行われた、という記事だ。これを読んでいて、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%82%BA_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

この映画を思い出した。おもちゃ工場がおもちゃサイズの軍事兵器の生産、更には子供たちを使った兵器の操縦を行う、というプロットだった。

映画の中で、おもちゃ兵器を作ろうとする悪役が「(本物の)戦闘機1機の費用でおもちゃ兵器が何万機も(数値は覚えていないが)作れる」、と言っていた。戦争もテロも、より簡単になった。これはもう現実になっている。よく考えない輩でも金がなくても、戦争を起こせるようになったというわけだ。

ここに、二つの問題が提起される。一つは、従来型の戦争でもテロでもない、第三の戦争形態が現れる可能性とそれへの対処。第二は、盗撮や泥棒の類、いわゆる日常の犯罪でも使われるだろうから、個人としても対策は必要になる、ということだ。

まず、最初の「第三の戦争形態」について考えてみる。これは、テロが大規模化して、内戦レベルにまで大きくなることを意味している。つまり、少々金持ちで、また技術に聡いのであれば、単独の自爆テロなどではなく、数週間から数ヶ月に渡って、また複数の地域に渡って、本物の軍隊を相手に、大規模な戦闘行為をすることができるようになるだろう、ということだ。

飛行型・走行型のドローンを多数購入し、それに爆弾や小銃等を取り付け、タイマーで起動してAIでターゲットを認識して攻撃し、最後には自爆する、というようなプログラムを搭載しておく。これをあちこちに隠しておき、同時多発的に、あるいは波状攻撃を行うようなことは可能だろう。制御不要にしておくことで、一度始まれば誰も止められない。

打ち落とすにしても、数が十分に多ければ、初動が速ければ、警察でも軍隊でも対応できないはずだ。ターゲットを人ではなく放送局や通信施設、上下水道、政府機関、警察軍隊、原発、ダムなどの施設にすることも可能だ。ガスタンクに穴を開けるだけで地域は全滅、ダムなら流域全滅、などという恐ろしいシナリオも、考えることができる。BC兵器のばら撒きもできるだろう。

これは結構恐ろしい未来だ。それに対抗するのに必要なのはどんなシステムになるのだろうか。

まずドローンを検知する必要がある。次にそのドローンを拿捕ないしは使用不能にする技術が考えられる。また、宅配ドローンなど、有用な使い方もある。これとの区別もしないといけない。

既に幾つかの装置は開発されている。捕獲ネットを発射するもの、電磁パルスでコンピュータを狂わせるもの、ジャマー(電波妨害装置)などだ。だが、もし兵器として作られたドローンなら、各々対策が可能である。例えばコンピュータが暴走したらBC兵器の拡散が起きる仕掛けがあったり、ジャマーに反応して単独行動をとるようにプログラムされていることもあり得る。

正直言って、近くまで来られてしまったら対策は困難である。特にBC兵器は厄介であり、今後はこちらが伸びる可能性すらある。攻めるに易く守るに難い兵器だ。

ここで登場するのが、レーザー錆取り装置だ。例えばこんなものがある。

http://coollaser.jp/feature/

強いレーザー光線を、プリズムを使って広い円状に拡散し、一定の面積を一気に焼き尽くす装置である。これでドローンを撫でてやると一発で破壊されるが、同時にBC兵器を焼き尽くすことができる。Bは死に、Cは変質する。

考え付く限り、BC兵器を考慮した場合はこれが最良の対抗策である。さっさと開発して欲しいものだ。

家庭用の場合は前述の電磁パルス装置やジャマーで十分だろう。一家に一台とまで世の中が乱れるかどうかは分からないが、今のうちに考えておきたいものの一つだ。

レーザー錆取り装置

2018年5月29日火曜日

小さなAI


最近になって、AIの潮流が変わってきているように思える。Watsonのような巨大なAIに難しいことをさせるのではなく、ラズパイに音声認識をさせるような、ちょっとしたことに使うといったものだ。

その殆どは音声認識か画像認識であり、しかも自分(IoT機器)が自分で理解できる範囲でのみ行い、他は無視する。また各々は非常に小さいリソースで且つ独立して動き、継続的な学習も殆ど行わない(最初に学習済みのものを使用する)。

これは商機ではないか。WatsonやGoogleの巨大資本には適わずとも、小さなものを極限まで磨くのは日本人の得意だ。もう少し進めていけば、なかなか楽しい家電が多数生まれるのではないか。
  1. 家電にニックネームをつけられ、Amazon Echoでなくとも単独で応答する。
  2. 声を変えられる。似たような声では家電同士を区別できないから。
  3. 言葉が詰まったり言い直したりするのに対応する。
  4. ネット経由で認識技術を向上できる。これはとりあえずスマホと繋がればよいので、Bluetooth LEでリンクすればよい。
  5. できれば、スマホ経由でトレーニングすることで、個人の言い方の癖に対処できる。
  6. できれば、IFTTT対応し、連携できる。
例えば「リビングの明かりを点けて」と言えばリビングの明かりが点き、ただ「明かりを点けて」と言えば聞こえる範囲が点く。つまり小さい声で言えば身の回りだけが、大声で言えば家中全部点く。

他にもテレビのオンオフ・音量・チャネル切り替えなどはすぐに思いつくし、インターホンが鳴ったら「応答して」「繋いで」と言うだけで繋げるのも簡単で良い。どんな言葉がどんなタイミングで(インターホンの場合なら鳴ってから10秒以内にだけ反応する、など)必要かを細かく分析すれば、使い勝手の良い家電が誕生するはずだ。

人によっては家電に「はなこ」とか「セバスチャン」とか名を付けて楽しむ人もいるだろうし、雑談応答にしても、Amazon Echoよりはぬいぐるみに付いていた方が楽しいはずだ。

そういうものが、家電やおもちゃとして雨後の筍のように出だすのも、もうすぐだ。

2018年5月28日月曜日

レーザー・感熱紙 遠隔印刷


スマホ大のプロジェクタが幾つか販売されているが、画像を出すのではなくレーザー光線一本を出すのであればもっと簡単にできる。通常のスマホに組み込むことも可能だろう(多少大きくなるだろうが)。

このレーザーを感熱紙に当てると、そこだけ温度が高くなって変色する。tまり、スキャンをすることで字や絵を描くことが可能なはずだ。この原理で、次のようなことが可能になる。

宅配便の伝票として、従来の感圧複写式ではなく感熱紙のものを採用する。専用のソフトを入れたスマホをかざすと、カメラで伝票の位置を認識し、枠内に正確に住所氏名を印刷する。また同時に伝票のバーコード(ないしはQRコード)を読み取り、そのデータを宅配業者のサーバに送信する。

次に、宅配業者(ないしはコンビニ店員等)が同じくスマホをかざすと、店舗用のソフトがバーコードを読み取り、たった今入力された送り先データを読み取る。更に箱を斜めから撮影するとサイズが計測され、重さは別に量って手動で入力する(ないしは重量計に乗せた状態で無線連動する)。

他、オプション(急ぎ、壊れ物、配達指定など)を入れたら改めて伝票にかざすと、料金とオプションが印刷される。料金支払いを済ませたら、支払い済みのチェックが入り、これも伝票印刷とサーバ入力がされる。

感熱紙(感熱素材・塗料)+レーザーの組み合わせは、他にも多数の応用が可能だ。例えばダンボールの中身を撮影しておいてそれをラベルに印刷すると、いちいち中身を開けて確認する必要がない。荷物の経由地での通過チェックを、ベルトコンベアに載せたまま行うことができる。日曜大工で木材を切るときのガイドを書くこともできるだろう。

気軽にスマホで立体物に字や絵を綺麗に書きたい、という需要は、まだ潜在的なものだ。いざできるとなったら、もっと大量のアプリケーションが出ること疑いない。

2018年5月27日日曜日

書類自動仕分け


https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1116351.html

スキャンした書類を自動分類して欲しい、という要望は、潜在的・顕在的共に多くあったはずだ。既にGoogleフォトなどでは写真の自動分類をしているが、書類のスキャン画像に関してようやく出てきたサービスとして、とりあえずは歓迎する。

だが、業務用サービスであり完璧を目指しているためかどうか分からないが、システムが大げさに過ぎ、高すぎる。もっとシンプルにして欲しいものだ。欲しいのはこんなサービスだ。
  1. 家庭用サービスである。基本は無料のオンラインサービスまたはソフト、ないしはパッケージ買い切り。オプションで有料というのはあってよい。例えば月間何枚までは無料とか、細かい修正やカスタマイズは有料とかだ。
  2. ユーザは、スキャンした画像を指定のディレクトリに適当に保管するだけ。そこから先は全てバックグラウンドで自動処理とする。つまり、ユーザは何でもとりあえずスキャンして捨ててしまってよい。
  3. あらかじめ大雑把なカテゴリーは準備されていて、学習済みである。書籍、写真、動画、契約書類、取説、カタログ・パンフ・小冊子、レシート(領収書)、などだ。
  4. 更に、書類の作成元や送付先を自動分類する。レシートなら店舗、カタログならメーカー、契約書なら契約先、書籍なら出版社などだ。これには社会常識(世にどんな会社があるか、人の名前や住所として認識できるかなど)が加わった学習になる。
  5. OCRは自動で行う。また写真や動画では顔認識、テレビの録画等ならタイトルや放送日時、放送局などの情報も自動入手する。
  6. 手動で修正した場合、それ(修正されたこと)を認識する。改めてスキャンしても、手動修正の結果は残す。この修正は、教師付き学習の教師データになり得るが、その応用は原則としてローカルに留める。
  7. ファイルには電子透かしでIDを埋め込んでおき、スキャン結果はクラウドサービスに保管可能とする。つまりローミングが可能である。有償で、スキャンデータそのものをオンライン保管するオプションがあってもよい。Googleフォトに入れる案もあるが、Googleに依存するので要注意だ。また書類では、無料の範囲では解像度が足りないだろう。
要は、業務に使用するよりずっと大雑把な運用で、その範囲も広い代わりに正確さが劣っても良い、とするものだ。これなら家の書類の断捨離が簡単にできる。ぜひ検討してもらいたい。

2018年5月25日金曜日

衛星ブロードバンドと地域格差是正


https://japan.cnet.com/article/35116943/

SpaceX社の計画が認可された、というニュース。衛星の数4,000機、一機当たり20Gbpsだというから穏やかな話ではない。これは人口過疎地では過剰な通信容量だ。例えばオーストラリア中部やサハラ砂漠の上空では、ほぼ一人で使えることになる。

このサービスでは、地域格差が逆転する。都心より過疎地のほうが贅沢に通信を使える。更に、都心での有線よりこの通信の方が遥かにスピードが出る、というところは多いはずだ。

このため、都心よりちょっと離れたところで、通信だけで完結する仕事をするベンチャーが集中する事態が考えられる。

例えばマイニング、モノ書きやイラスト作成、TV会議の仮想拠点などのオンラインサービス拠点だ。データセンターを誘致するのならケーブルを敷くが、そうではなく、ベンチャーやノマドワーカーが集うような形態である。

地方都市や衛星都市の更に外側まで行ったところ、都心に出るにはちょっと気合が必要になるようなところは、第一次産業か観光くらいしか考えられなかった。ところがケーブルを誘致しなくてもよい、普通に住まいを用意すればよいだけなのであれば、自治体としては誘致がやりやすい。

もちろん特定の都市が有利なわけではないが、定住せずとも例えば道の駅+宿泊施設とか、キャンピングカー用駐車場とか、地方によって特色を出しながら工夫する甲斐はある。

更には別提案「ロボットカーによる物流補完」と組み合わせることで、地方活性化が図れるのではないか。

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