2020年1月20日月曜日

インフレータブルボートテント


インフレータブルというのは、要するにバルーンのことだ。遊園地にあるような大型のインフレータブル遊具、例えば滑り台等は有名だし、ボートにもそのようなものがある。飛行機の緊急脱出用の滑り台は、脱出後そのままボートになるが、あれもインフレータブルだ。

この脱出ボートだが、これと同じようなアイデアをもって、一家に1台インフレータブルボートテント、というのを考えてみた。

サイズは大人二人子供二人に耐える程度。インフレータブルなので当然小さく折りたたまれている。これを脹らませると、ボートになる。この場合のボートとは、漕ぐためのものではなく、水に浮かぶためのものだ。想定しているのは洪水や津波である。そういった事態にこれに乗り、溺れるのを防ぐのが目的だ。

そして更にインフレータブルの柱を脹らませると屋根が立ち、雨風を凌ぐことができる。先程の飛行機の脱出滑り台には同等の機能があり、雨風を凌ぐことができるが、基本的にはこれと同じである。このボートテントがあれば、もし洪水でなくとも、普通に庭に出して膨らませればテントになる。

登山用のテントは、床はシート一枚でしか隔てられていない。地面のゴツゴツはそのまま感じるし、断熱性がないのでそのまま寝るのは無理だ。インフレータブルマットやクッションを使うのが普通である。これに対しこのテントはそれらが要らない。

洪水に備えてインフレータブルボートを買うというのはちょっと常人には行き過ぎに感じるかもしれないが、これだったらどうだろう。普段のキャンプにも使えるし、洪水・地震どちらの災害にも使えるとなれば、少しは触手が動くのではないだろうか。

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