2016年10月31日月曜日

2016年10月30日日曜日

地震の予知は可能か

「できる」と称し、予報まで出している人がいる一方、地震学会の公式な立場は「今は無理」だ。自分も後者の立場を取る。

但し、自分も、地震学会も、将来予知できるようになる可能性は否定していない。テレビでは「予知できる」とする人が出てきて地震学会の人が否定するのが定番であり、ややもすれば悪者になってしまっているが、科学者としての考え方や立場は支持する。

最近では、地震学者の間でもビッグデータ解析が盛んだ。だがAIまで使っているところは少ないように思う。理論を重視する学者としてはAIの「何だか分からんが正しい」は受け入れづらいところだろうが、それこそカラスのギャン鳴きでもなまずの電気でも何でもブチ込んで解析すれば、何か出てくるのではないだろうかと期待している。

2016年10月29日土曜日

ハクキンカイロ応用コンロ


ハクキンカイロの発熱原理を調べていて、これを防災用(キャンプ用でも良いのだが)の湯沸しに使えないかと考えた。

普通、キャンプではガスコンロを持っていく。だがあれは裸火を使うから、熱効率は悪い。これに対してハクキンカイロの仕掛けは、白金触媒を適切な場所に配することで、極めて効率のよい湯沸しが可能だ。

例えば、パイプの内側に白金触媒を仕込んでおいて、これをくしゃくしゃに丸め、鍋の水に突っ込む。このパイプに燃料空気混合気を送り込む。これはガスボンベにバルブを付けるだけだ。後は最初のところでちょっと高熱にしてやるだけで、触媒反応が始まる。

パイプの周りは全てが熱を伝えるべき水だから、効率は極めて高くなる。パイプを通る混合気はバルブ経由で伝わるので、風の影響は全くない。鍋の周りを保温材でくるんでやれば更に効率は増す。

上手く作れば、(キャンプに)持っていくガスボンベの量を、何分の一というレベルで減らすことができる。また、対応する燃料の種類を増やすこともできるだろう。パイプを鍋の底に仕込めば料理もできるだろう。


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2016年10月28日金曜日

3Dプリンタ電子回路

3d Printed Xmas by Funnypolynomial via Attribution Engine. Licensed under CC BY.


3Dプリンタでオブジェクトを形成中に電子回路を埋め込む、ということは、技術的に可能だろう。基板に取り付けた状態でも無論良いのだが、例えばケースの裏側に導電性インクを使って直接配線して部品を接着するとか、部品を立体的に配置することでスペースを節約するとかいったことが可能になる。

また、トポロジーの変化も見逃せない。基板は平面状に配置するものだが、3Dプリンタ前提では縦横無尽に配線できる。複雑にはなるが自由度が上がるわけだ。

例えばBluetoothイヤホンを作ろうと思ったら、従来の考え方では、ごく小さい回路を造り、耳の形に合わせてカバーを掛ける、という発想になったろう。これではスペース効率はよくないのだが、耳に合わせて多少でも変形できるように回路を考えておくと、耳の形の中に部品を上手く詰めて作ることが可能だ。回路やバッテリ量を余計に積むことができる。

更には、部品が樹脂と密着するので、防水、放熱、耐圧性に優れる。素材を選ぶことで耐放射線性能が向上したり、磁気パルスに強くなったり、ということも期待できる。更には、パーツのケーシングを省略することで、回路を小さくすることもできる。

こういった回路は、曲線が多く大きさに制限があるものに向いている。先のイヤホンもそうだが、身体障害者用の補助パーツ(義手など)、小型ロボット、文具の電子化などに応用できるだろう。

2016年10月27日木曜日

Apple Payの優位性


発表があったので調べてみたのだが、あまりの複雑さに辟易としてしまった。別にAppleのせいと言いたい訳ではないのだが、何時の間にこんなに複雑になってしまったのだろう。

思い起こせば、Mondex辺りから始まる電子マネーの黎明期、EdySuicaが二強だった時代に何とか手を打てば良かったものを放置したものだから、クレジットカードやデビットカード、決済手段と貨幣価値が入り乱れたぐちゃぐちゃな時代になってしまった。ポイントまで考えると人間の頭では追いつけなくなるほどだ。

よく読むと、Apple Payという支払の方法は確かにあるのだけれど、店舗では殆どSuica、QUICPayiDとして使うことになるようだ。Apple Payが使える店としてイオンやセブンイレブンが挙げられているが、Apple Payにすることでも各々のポイントが付くのでなければ、使う人は限られるだろう。従来のWAONnanacoを使い続けることになる。もちろんこれらはおサイフケータイには対応していて、ポイントも付く。

また、Suicaでは詳しい手順がJR東のHPにあったので見たが、非接触で情報を抜き出すようになっており、拾った(盗んだ)カードの登録に何の支障もないように読める。これは気になる。

一見、拾ったカードそのものを使われてしまうのとリスクは殆ど変わらないようにも見えるが、実態はずっと危険だ。満員電車などでカード情報(だけ)を盗まれる可能性がある。類似の手段は昔からあったが、今度は専用の機械が要らず、近づけるだけで誰でも簡単に盗めるからだ。

まだ情報が不足していて、おサイフケータイからApple Payに、またApple PayからApple Payに情報を抜くことができるのかどうか、良く分からない。それまでは、地道に磁気遮断カードなどに頼る他ない。

クレジットカードの方は、SMSやe-mailなどによる確認が必要のようなので、店舗の裏でカードを撮られても(クレジットカード情報の入力はカメラの撮影で行う)まあ対抗できるようだ。

Appleは安全安心を強調しているようだが、遠隔での使用停止機能はAndroidにもある。使用時のロック解除も同じく存在しており、機種によってはAppleと異なり指紋認証以外も選べる。よって、特に有利な点とは言えない。

結局、Apple Payの(おサイフケータイに対する)特徴・優位点というのは、Apple Pay自身ではなくてWalletやPassbookとの連携にあるのだろう。つまり、例えばSuicaのチャージに関して、その時の気分で好きなクレジットカードを選べる、というものだ。報道する側も良く分かっていないのかもしれないが、きちんと整理して説明してほしいものだ。

尚、これに対抗するAndroid Payというのも来るらしいが、既にAndroidにはおサイフケータイがあるから、どうサービスを展開するのかは「お手並み拝見」というところだ。ウワサによるとGoogleはAppleと違って決済手数料を取らない方針らしいが、もしそうならあっというまにこちらが世界を席巻する可能性はある。
 
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2016年10月26日水曜日

人工知能裁判

法治国家の本当の意味は、法律を厳密に守る国家という意味ではない。そういうと反論が起きそうだが、その実情は、為政者が勝手なことをできない、ということだ。法律の厳守は確かにその手段の一つだが、恣意的な法律を作ることを阻止できなければ意味は薄い。そしてこれは長期的に見れば必ず起こることだ。

人工知能やビッグデータが発達した現在、法律に代わって人を裁くことができるシステムが考え得る時代にある。それは集団知である。

人を多数招致し、その事件について詳細を説明し、必要に応じて質問を受け付ける。その結果として有罪無罪、有罪ならその重さを決める。それを見て大勢が批評する。それを繰り返すことによって人工知能が学習し、人工知能の判決をまた大衆が批評する。それが定常状態になったら人工知能の判決を有効とする。その後も批評を受けて人工知能は学習を続ける。

この過程が非人間的か、というとそうでもない。裁判官は一つの事件につき数人でチームを組み、このような議論を繰り返すのが普通だ。最初はその際の資料として使用するのも良いし、精度が上がるまでは有識者のみの情報で学習すれば良い。一方で、近年の裁判員制度のそれから考えると、一般人の見解は別系統で学習しておくとよい。そうすることで両者のギャップも分かってくるからだ。その乖離が激しいものは、裁判官側が歩み寄るべきだ。

このシステムが普及すると明文としての法律が不要になるか、と言えばそう簡単ではないのだが、例えば簡易裁判所の前処理で使う、というような導入はあり得ると思う。

2016年10月25日火曜日

ESLOV IoT KIT

Arduino周辺が賑やかだ。このほどKickStarterに搭乗したESLOV IoT KITは、Arduinoに多数の周辺機能を提供するものだが、GUIベースで開発が可能なようだ。

形状的にも本体との親和性が高く、自分で開発することもできるし、サードパーティでも追加モジュールを作れるようになっている。

自分にとって、LEDを光らせることは造作もないことだが、モーターやサーボはちょっと苦手だった。この手のキットが普及してくると、自作への興味が湧いてくる。まあもっとも、カーテンを自動で開閉しようとか植木に水をやろうとか、従来でもなくはないソリューションではあるが、それを全部コンピュータ制御できる、外出先から状態が見られる、というようになればまた面白い。

ホームオートメーション(HA)にも興味があるのだが、業者に頼むと何百万と掛かる。自作なら遥かに安くできるだろう。

2016年10月24日月曜日

人間の寿命は122歳まで

そういうタイトルの記事が出ていて、統計学的側面からはそれなりに説得力がある。だが、肝心の「なぜ」については科学的な示唆が殆どない。反論も読んだが、科学と言うよりは哲学だ。

DNAに刻み込まれている云々、というのはもう比喩にまでなってしまうほどポピュラーだが、高々4つの塩基の配列がなぜ生物の多様性を生んでいるのか、そもそもの理論は確立されていない。ここで言う「理論」とは、例えば物性からの合理性などだ。

だから、寿命がプログラミングされていたとしても不思議ではないが、逆に言えば解明できれば遺伝子操作で延ばすこともできるし、突然変異でできる可能性もある。別の研究では、既に解明され、無駄な部分だと思われていたところが、その組み合わせによって意味を持つことが新たに分かっている。解明される可能性はまだある。

一方で、DNA以外の要因による、例えば幼児期にローヤルゼリーを与えられたら女王蜂に、普通の蜂蜜なら働き蜂に、ということもあるかも知れない。こちらはビッグデータ解析で調査可能だ。トップランナー+摂動方式(要は遺伝的アルゴリズム)で少しづつ生活を改善していったら、何かしらの成果が出る可能性はある。

ただ、どちらも実験室でやるわけには行かないから、相当に時間が掛かるだろう。むしろサイボーグ化の方が早いかもしれない銀河鉄道999のキカイのカラダ、サイボーグ009、例えが古過ぎるか。コンピュータへの記憶の移植、というのもある(「トランセンデンス」など)。

自分の場合、そうまでして永遠に生きたいかと問われれば、興味はある。永遠に生きるためというよりは、技術的な新しさへの興味、アーリーアダプター的な興味だ。だが一旦そうなってしまったら、死ぬことイコール自殺である。自分で自分の死ぬ日を決めなければならない、というのはちょっと怖い。


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2016年10月23日日曜日

AIが人間のルールを破壊する

テスラの新しいプロモーション動画を見たのだが、それで思ったことがこれだ。

人間社会には様々なルールがある。テスラの例で言えば交通ルールだ。今までは、自動運転車は交通ルールに従うことがまず求められる。だが考えてみればこれは人間のためのルールだ。例えばアメリカでは、赤信号でも支障なければ右折してよいところが多い。これが日本ではダメ(日本は左車線なので左折)なのだけれど、その理由の線引きは実は明確でない。

だが何れにしても、これらの根本にあるのは「事故を起こさないこと」である。つまり本来なら、事故さえ起こさなければ赤信号で左折しても良いはずだ。それが禁止されているのは、人間が運転するから、「ある程度即時に認知可能な明確なルール」が必要なのだ。目的がルール化し、その先に「ルールを守っていないこと自体を罰する(目的は関係なく)」状態になっている。

もしAIが充分に賢ければ、赤信号でも標識でも速度制限でも駐車違反でも無視してよい(その代わり事故を起こしたら全面的に責任を負う)ようなことは考え得る。例えば駐車違反のところに駐車して、誰か来たら自動で避けるとか、誰も通っていない一方通行道路を逆走するとか。その対価として、よりスムースな交通(早く目的地に着ける、渋滞が緩和される)が期待できる。

もちろん、大規模災害時には指定道路以外走れない、救急車が来たら道を譲る、といったような、人間なら違反しやすいが重要なルールは、逆に律儀に守られることになる。さて、どっちが住みやすい世の中だろうか。

2016年10月22日土曜日

CO2変換エタノールプラスチック


Image via Attribution Engine. Licensed under CC0.
CO2から簡単にエタノールを生成する方法が偶然みつかる。常温反応で高効率、低コストが特長

http://japanese.engadget.com/2016/10/18/co2/

CO2は化学的に安定で、温暖化防止のためには排出量を減らすか、CO2のまま固定するかのどちらかしか考えられなかった。そこへ来てこれだ。まだ詳細が分からないのだが、もし本当なら画期的だ。

反響も多いようだが、まだ疑問はある。まず、触媒として炭素を使っている。CO2でなくこの触媒の炭素が消費されているだけなら意味はないが、そうでないということがまだ確認できない。第二に、他の生成物もあるようだ。ガスや蟻酸などだ。これらを総合して収支を考えないと、例えばその分離精製にカネが掛かるようではこれまた意味がない。二酸化炭素を混ぜた水=炭酸水だが、映像ではガスが発生していた。これが二酸化炭素であるなら、空気中に漏れる分もあるかもしれない。


まあ研究者がやっていることなので、多少の勘違いがあるにせよ、CO2を固定するというところは本当なのだろうとは信じたいところだ。CO2は地球温暖化ガスなので、エタノールにしたとしても、燃やさずに、例えば更にプラスチックにするなどの方向性に使うのが望ましい。これは、例えばトウモロコシからプラスチックを作るのと経路は同じだから、あとはどちらが効率が高いか、という話になる。太陽電池の効率が20%、この効率が63%、一方で植物の光合成の効率は数%だそうだから、こちらの方が分がありそうだ。

この仕掛けに対して炭素税をマイナス(報奨金)にしてやれば、これを事業とすることを検討する企業も出てくることだろう。

2016年10月21日金曜日

もし…こんなことがおこったら

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000793925-00

子供の頃に買ってもらって、実に面白かった。何回も読んでぼろぼろにしてしまった記憶がある。

最初の章は、大地震だったと記憶している。表紙も大地震で崩壊した都市だった。地震には小さいころから興味があったが、これが原点だったかもしれない。

他に面白かったのは、1錠飲むと体が10倍になる薬、同じく1/10になる薬、人間が飛べたら、色がなかったら、摩擦がなかったら、月がなくなったら、・・・ などだ。自然科学を「自然に」学ぶのにはとてもよい教材だ。

人間が飛べる動物だったらどうなるか。人間サイズの体を空中に浮かせるために必要な翼の大きさ、それを動かすための筋力などから考えて、胸に足以上のサイズの筋肉、逆に足は細々と衰え、消化器官が短いため常に糞をし、常に餌をついばんでいる、・・・ あまり幸福な生き物になるとは思えない、という結論だった。

1錠飲むと体が小さくなる薬の章では、2粒目から飲むのが困難になり3粒目ではほぼ不可能、という話が最初に出てくる。そりゃあそうだ。体が小さくなれば薬は相対的に大きく見えるようになるのだから。だがそれは置いておいて何とか飲んだとしましょう、と続くのだが、個人的に科学的考証というものが面白くなったきっかけになった。

これらは、後の自分のベースになっている。それは「根拠を持った想像力」だ。勿論その「根拠」は自分の知識の範囲でよい。知っていることの範囲で矛盾しないことを常に考えながら先を読むこと、これは科学というよりは全ての思考において大事なことではないか。そして「知っていること」(科学に限らず)が多ければ多いほど、その想像は真に近づいていく。

こうすれば、バックボーンとなる自分の知識を広げようとするモチベーションにもなるし、同じ話題について語るにもオリジナリティが出る。ただの夢想とは言っても、(勿論軽く考えるときもあるが)それなりに違ったものができるはずだ。

2016年10月20日木曜日

ロボットがお相手します

高齢者向けに、あまり言うことを聞かないロボットを与えると、孫のように可愛がる、という実証実験を幾つか見てきた。そのロボットは言ったことの解釈もろくにしないし、ぐずったりすねたりする。そういうところがかえって気になる、可愛い、と思うようだ。容姿も重要ではないらしい。

一方で、昔から人工無能の類はあったわけで、自分も触ってみたものが多数ある。今ならりんなさんだろうか。まだあまり個性を感じないが、人がバックにいるのではないかと思うほど出来がよい。
最近ではチャットでサポートを受けることも増えてきたから、先方が人間かどうか、あるいはAIがサポートしていたとしても、多分分からないだろう。では対面ではどうか。コンビニの支払やケータイの受付窓口にPepperがいたら。

ロボット相手に怒ってもしょうがないし、「責任者を出せ!」と言ってもこちらが消耗するだけだ。だから、店舗側に悪意があれば、店舗側が一方的に有利になる。塩対応をしておいて、何時までも同じ答えを繰り返せば人間の方が折れる。

ここには考え方が二つある。対面でロボットを使うのは反則、とする考え方。オンラインでも同じだ。もう一つは、こちら(客側)もロボットを使おう、とする考え方だ。もし後者がデフォルトになれば、「サロゲート(映画)」の世界をも超える、シュールな未来像が描けるようになる。

さて、どちらに転ぶのだろう。


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2016年10月19日水曜日

VRで教育

現在のスマホを使うVR、またPCと接続するVRの使い勝手や見た目はまだまだで、ゲームやアソビにちょっと使うだけのように思う。だが技術は進歩するものだ。視野角、VR酔い、解像度、見た目、バッテリ・発熱・ケーブル・リフレッシュレートと課題は多いが、徐々に克服されていくだろう。そんな未来にはどんな使われ方をするのか興味はある。

自分が欲しいのは学習コンテンツだ。それもAIサポートで。知りたい内容が座学範囲のものであっても、本を読むよりは教授に質問する方が早いし、理解も深まると思う。Yahoo! 知恵袋のような質問サイトで質問しても、専門家からの満足する答えが返ってくる確率は低いが、知識+受け答えAIを備えた仮想教授になら質問したいことは沢山ある。

もちろん、座学でなくて、太極拳を習いたいとかダンスを習いたいとかいった体を動かすこと、あるいは陶芸をしてみたいとか絵を習いたいとかいう手先を使うことにも有効だろう。そういった方面のコンテンツも大歓迎だ。ごく単純な話、演武の型を360°好きな位置から見れるだけでもありがたい。

コンテンツを作る労力は大変なものになるだろうが、ぜひやってほしい。

2016年10月18日火曜日

ドローンの安全性基準

ドローンはプロペラがあるので、一定の危険性がある。おもちゃサイズなら問題なくとも、実用に使うのならプロペラもしっかりしているだろうから、指を切る、目がつぶれる、といった可能性に対して一定の基準が必要なはずだ。

だが、調べてみた限りでは、飛行区域や高さなどへの規制は多く見つかるものの、ドローン自体に対する作りを安全性の観点から標準化しようという動きはなかった。ベンダの自主規制に止まっている、というのが現状なのだろう。幾つか考えてみよう。
  • 落下ないしは一定の速度でモノにぶつかったときの衝撃。例えば10メートル、50メートル、100メートル各々から100回くらい自由落下させて、地面に発泡スチロールの板を置いて穴の大きさや深さを測る。
  • 安全装置。電波が届かなくなった、姿勢制御ができなくなった、などの条件を定義して、自動で着陸する、動力を全部切ってパラシュートを開く、風船を膨らませる、など。上の衝撃は、安全装置を使って緩和できる。
  • フライトレコーダー。音声は意味がないだろうからコンピュータのログでよい。飛行場所、高度をGPSで記録すれば、飛行区域違反の抑制にもなる。
  • プロペラの耐衝撃性。試験体を最高速度で回転するプロペラに突っ込んで、試験体の損傷を見る。またプロペラが破壊されたときの破片の鋭利度を見る。これは試験体を破片切ってみて測る。
  • 破壊時の最高速度。上とは異なる硬い試験体をプロペラに突っ込み、破壊されるプロペラの速度を測定する。
  • 鋭利な部品の有無。一定の曲率以上では一定の柔軟性を備えること、更に高い曲率は禁止、など。
  • プロペラへのアクセス。指の長さを想定し、プロペラに試験体が届かないような保護されているかどうかを見る。
  • 落下物保護。モノを掴んだり空中で何かを落とすような機構がある場合、直前まで安全措置(フタなど)が為されているかどうか。
これらを考えると、今のドローンは剥き出しに過ぎるのではないか。全身を金網で覆ったり、発泡スチロールで覆ったりしているのが基本形ではないかと思う。逆に言えば、こういった措置がなされているなら、頭の上を飛び交っていても問題ないはずだ。

2016年10月17日月曜日

太陽熱浄水器

ディーン・ケーメン氏が発明した浄水器「スリングショット」の原理は、いわゆる蒸留である。つまり水を沸騰させて水蒸気にした後、冷やして水に戻す。汚水と蒸留水の間で熱交換を行うことで効率を上げている。

日本では、防災用の浄水器としては中空糸膜や逆浸透膜が殆どだ。これと蒸留式には根本的な違いがある。日本式だと膜には寿命があり、また水の汚れのレベルが高いほど早く寿命が来る。メンテナンスは基本的に膜を交換するしかない。また、前処理や後処理など、多数のフィルタが必要で、各々の寿命は異なるから、何個も交換用膜を準備しておかなければならない。一方で蒸留式は、原則としてメンテナンスは不要であり、必要としても蒸留層の掃除くらいだ。水も選ばない。泥水でも海水でも大丈夫とのことだ。

なぜ蒸留式が日本でも普及しないのか、不思議に思う。原理的にも機構的にも簡単だし、価格も抑えられるはずだ。だが更に考えてみて分かったのは、消費電力が違うのではないか、ということ。

膜式は、高圧と言えど使うのはポンプの電力だけだが、蒸留式なら当然沸騰させる必要がある。熱交換で効率を上げるとは言っても、圧倒的に電力を食うのではないか。スリングショットの定格消費電力は分からなかったが、同時に開発された発電機は1kWなので、それと同程度(数百Wの上の方)なのだと想像する。

もしその程度ならコンセントで充分にまかなえるのだが、1日中数百ワットで運転し続けるのは確かに大変な電気代である。逆に言えば、熱の問題さえ解決すれば常用(非常用でなく普段使い)でも使用可能なのではないか。

そこで考えるのが、太陽熱の利用である。方法としてはトラフ式太陽炉を使う。これなら一軒家の屋根に載せることは可能だろうし、熱容量的にも充分だろう。元々太陽熱発電用の装置であり、それには蒸気を使うので、一石二鳥である。つまり、まず発電に使い、それを冷やして浄水にすればよい。

さて、浄水をするためには元となる汚水が必要だが、日本では川の水にしても地下水にしても、勝手に使用することはできない。このため、浄化槽からの水と雨水がその候補になる。だが、計算してみると、雨水だけでは全然足りないので、どうしても浄化槽の水を再利用しなければならない。これを飲み水にするのには心理的抵抗があるはずだ。

そこで、便器にはコンポストトイレ(バイオトイレ)などを使い、浄水器に通す水からは分離する。風呂、流し台からの水だけにするのだ。これでも抵抗があるだろうが、蒸留式の後に逆浸透膜をかませることもできる。また普段は雨水だけにしておき、非常時(上水が止まった時)のみ使う、ということも考えられる。
 
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2016年10月16日日曜日

バーコード雑誌

アニメ「攻殻機動隊」に出てくる表現の一つが、機密書類がバーコードで書かれていて、資格を持った者でないと暗号解読ができなくなっている、というものだ。これはセキュリティ目的な訳だが、一般雑誌でもQRコードを埋め込んだ広告などが見られる。これをもっと積極的に使うと、面白いものができそうだ。

電子書籍を前提とすることで、雑誌の「詳しさ」に連続性を持たせる、というのがこの主旨だ。雑誌そのものはパンフレットのごとく薄く、値段もタダないしは極めて安価にする。その代わり、個々の記事にはバーコードやQRコードを付けておいて、スマホなどで読み取り、購入すると電子書籍で読める。課金は記事毎にされるが、一定量以上の記事を読むと定価に達し、その号の他の記事も読み放題になる。

これは雑誌の場合だ。小説などの場合は、例えば最初の10%などを印刷しておいて、続きはバーコードにしてやる。地図なら縮尺の大きいものと小さいものの間で同じことをしてやる。

実際の見え方だが、スマホの場合はかざすことでURLに飛ぶ、というのが一般的だろう。だが表示をVR形式にしてやると、一定の視覚効果を伴って読むことができるのでまた面白い。例えば、バーコードの下に一定の空白があって、そこに文字や絵図が表示される、つまり通常の雑誌を読んでいるのと同じように見える。これをスマホでなくHMDで見ると、正に攻殻機動隊の世界が再現できることになる。文字でなく、アバターを表示して喋らせたり、動画コンテンツに繋げるなども当然あってよい。

また、紙の上部に概要があり、下部に詳細があるような記事の場合、上部は印刷しておき、下部のVRをスクロールさせることもできる。実際の紙の下部は空白なわけだが、VRがそれを隠してWebのような文字表示をするわけだ。この場合は当然、指の動きを検知してフリックやスクロールの動作をさせることができる。タダの紙なのにタブレットのように使えるばかりでなく、タブレットでは不可能な高速ページめくりを、物理的な本を使ってすることができる。

その効果だが、こうすることによって本は基本的に薄くなるので、本屋はカタログショップのような形態になり、少ない店舗面積で冊数を稼ぐことができるようになる。これにより、小さい書店でも大きな書店に対抗できる他、コンビニの一コーナーに置くなど、気楽に「書店」を作ることが可能になる。また、店舗毎の陳列や品揃えの個性も出しやすくなるし、主な売上げはライセンスになるので、万引きの心配がなくなる。

読者の視点で見ると、電子書籍ストアでは不可能だった、ふらっと来て眺めて衝動的に買う、という行為ができる。また、気楽に物理的な(薄い)本を手元に置く、つまり「積読」が容易になる。これはロングテールを引き出すので、出版社のメリットにも繋がる。

2016年10月15日土曜日

白い壁の家


アメリカかどこかで芸術家がやったアートで、白い部屋に様々な模様やアートを映し出す、というのがあった。また、プロジェクションマッピングは以前からあちこちで行われている。アートではなく常用として、室内にプロジェクションマッピングを行うようにしてみてはどうだろう。つまり、壁、家具、置物、家電などへの投影だ。

プロジェクタは部屋の何箇所かに、全ての天井と壁、床を照らすことが可能なように配置される。そこに、単純照明の他に、ディスプレイに表示可能なものは何でも表示できるようになる。

テレビ、カレンダー、時計、絵画、窓、防犯アラーム、インターホンが消えてなくなる。企業であれば掲示板、出欠表、ポスターの類もなくなる。全てはプロジェクタ投影だ。電話は受話器としては残るが、着信表示はいらない。

家具を含めて全ての室内の色調は、季節や天気、時刻によって自動制御される。朝は爽やかに、昼は活発に、夜は穏やかに、壁や天井、ソファの色まで変わる。

天井に直接プロジェクタが明かりを投影するため、部屋全体が明るくなる。机があるところの近くを強く照射することで、天井と壁の明かりだけで本を読むことができる。必要であれば直接机を照射する。周囲が暗くとも、新聞を取り上げれば、読むのに必要なだけの明かりが投影される。

食事の時間には照明を落とし、色温度を上げて、食事が美味しく見える演出をする。針仕事をする際は、その指先を特に強く照らし、その他は光度を落とす。窓からの光が十分なら自動的に照明を落とす。本は電子書籍としておき、白い本を広げるとそこに投影される。このため物理的な本は数冊(大きさに合わせて)でよい。大きな本棚は必要なくなる。

気分によって絵画の中身を替えたり、壁掛け時計を着せ替えするように替えたり、カレンダーの記述をスケジューラと同期して変えたり、家電のリモコンの代りに巨大な壁面リモコンを出現させたり、雨の日にはカーテンを閉めて晴れの風景を映したりと、様々な応用が可能になる。

このためには、オリジナルの壁や家具、調度品の類は全て白にする。影ができては興ざめなので、複数のプロジェクタで影を補完するようにするとよい。

目に見える欠点として考えられるのは、大量のプロジェクタのコストと保守、電気代、だろうか。プログラムも複雑になりそうだ。

2016年10月14日金曜日

常用~流用型災害対応コンテナ

阪神淡路の時も、東北の時も、傷病者の手当てに病院船を、という世論はあったが、また実際に海外からのオファーもあったらしいが、実現しなかったようだ。その理由は未だによくわからない。

自衛隊は医療船を持っていないが、野外手術システムは持っていて、これを船に積んで人道支援をした実績はあるらしい。ただこれはあくまで手術システムであり、通常の医療を目的としたものではない。

コンテナをベースとして、医療を含む様々な用途の部屋を作り、コンテナ船に積んで供給するというのは良いアイデアだと思う。これなら必要に応じて陸路を運ぶこともできるし、下ろして現地に常駐させることも可能だ。また、災害規模や特性によってその種類や数を最適化できる。問題は経済性で、自衛隊の場合は病気より怪我が優先だから手術システム、というのは真っ当なことだ。震災で問題になる透析の対応などは自衛隊の装備としては不要だ(そんな兵士ばかりでは困る)。

考えてみれば、風呂や炊き出しにしても、本来は自衛隊が(戦場で)使うための装備としての必然性があるからこそ存在しているのであって、その量も自衛隊の人数が基礎になっているのだから、災害時に足りるはずもない。

災害時には大量に必要になるが普段は全く使わない、というのは備蓄の考え方だが、そうではなく、普段からあちこちで大量に使っていて、どこかが被災した時にはそのあちこちから広く薄く召し上げて集中して使う、というのが、ここで提案する「常用~流用」型災害支援の考え方だ。海運用コンテナをこのベースにすれば、運搬用の船舶やトレーラーは世界中に沢山あるので、迅速かつ大量に運用できる。

例えば自治体が一定の割合で買い上げて地域医療の充実に使い、非常時に召し上げる量について上限を決めておき、被災地がそれを基に要請できるような仕掛けを作っておく。更には、国境なき医師団や赤十字のような、世界中で医療支援を展開している団体が、同様の仕掛けを作っておいて、世界中に展開しておき、団体同士までが調整して動かすようなことも考えられる。

コンテナの種類としては、
  1. 医療関係
    1. 手術室、手術準備室
    2. 透析、献血
    3. 診察室、待合室、薬局、(医療用)処置室
    4. 病室(入院相当)
  2. 居住関係
    1. ベッド、シャワー・風呂、トイレ、居室
    2. 食堂・炊事
    3. 洗濯(用途別ランドリー)
  3. インフラ関係
    1. 燃料備蓄・浄化槽・上水タンク・発電
    2. 焼却炉(ゴミ処理)
    3. 情報(電話、ネット接続、衛星テレビ受信、充電)
  4. 娯楽(図書、子供向け遊びスペース、映画ビデオテレビ上映、喫煙所、ゲーム、ペット居室)
  5. 集会所、役所、銀行、理容、他汎用スペース
などが考えられる。

なお、テントなどでも良いではないか、そちらの方が安いではないか、という考えもあると思う。それはそれで否定しないが、その方法は常用~流用ではなく、備蓄の考え方である。テントは安いが、居住性も耐久性も悪いから、常用には適していない。

2016年10月13日木曜日

Dockerの未来

Dockerの次の進化は階層化だ、といったら怒られるだろうか。

OSのコアを共有にすることで仮想マシンのフットプリントを軽くするのが最初の主旨だったはずだが、その後そのコアを極限まで小さくするCoreOSが出てきた。すると、個々のコンテナには多くのミドルを載せなければならず、フットプリントが小さくならないという本末転倒が起きる。

もう一つの問題は、ミドルは一つではないということだ。あるミドルの前提ミドルにもバージョン違いがあるなど、ミドルの組み合わせは網羅すると爆発する。このため、それ毎に独立したメモリ空間が必要となり、もうDockerの意味は何なのだろう、となってしまう。

OS、ミドル各々にバージョン毎のサポート期限があり、その数が多ければその度に確認やバージョンアップ、そして動作確認が必要。最上位のアプリは溜まったものではない。

提案するのは、Dockerのような共通コアを持つ仮想マシン上に特定のミドルウェアを搭載したものを、改めて共通コアとみなすものだ。スナップショットにも似ているが、ストレージの差分ではなく動いている実体としての差分である点が異なる。ミドルのインストール順やバージョン、組み合わせによってそれは枝葉のように分かれ、その上にアプリケーションが乗る。

ミドルのバージョンアップがあったときは、オリジナルを書き換えるのではなく、新しい枝葉を作ってアプリを移植し、動作確認する。これで不具合があれば何時でも元に戻せる。根元の方でバージョンアップがあると枝葉の作りが大変だから、その辺の管理ツールもあることが望ましい。

但し、これは望ましい未来とは言えない。ではどうすべきかと言えば、ミドルの機能は単体のマシン(オブジェクト、ノード、何でも良いが、ソフトから見て計算機として独立した存在)にすることだ。こうすれば通信先を切り替えるだけでバージョンアップが可能になる。

もちろん今まで出来て来なかったことだから、簡単ではないことは理解している。ただ近い将来、このような構築方法が新たに出てきて、いわゆる「イノベーションのジレンマ」が発生する可能性については指摘しておきたい。

2016年10月12日水曜日

Galaxy Note 7の発煙問題

どうも技術的に突っ込んだ解説記事が少なく、Sumsungの発表も煮え切らず、情報収集に苦労している。

まず、バッテリの問題か、本体の問題かだが、実はバッテリの構造というのはそんなに複雑ではない。電池メーカーから買ってくる電池ユニット、保護回路としてのICチップ、温度測定用のサーミスタ、配線、後はシュリンクラップ、以上である。機種が変ったからといってそれほど大きな変更はなく、高度な組み立て技術が必要というわけでもない。また他の機種で問題になっていないところを見ても、ここは考えにくい。

もちろん絶対に違うということはなくて、新しいセルを使ったがその品質が安定していなかった、新しい保護回路チップの歩留まりが悪かった、組み立てで局所的に力が掛かっていた、端子の材質やめっき厚を変えたために保護回路が電圧を正しく測定できない、などは考えられることだ。特に携帯電話は時代と共にどんどん薄くなっているから、力が掛かることに対する懸念は毎回新たに考えるべきことだ。

本体の問題だとすると、過充電、過放電、短絡の三つが考えられる。電源を切った途端に発煙した例があったことを考えると、短絡が最も疑われる。

知っての通り、スマホの電源スイッチは、電線を物理的に切るものではなく、したがってオフにしてもどこかが動いている。例えばIC一つ二つだけは常に動いていて、電源スイッチを監視していたりする。近年のAndroidは、Dozeモードの導入など、バッテリ周りのロジックが複雑になっているから、新たな設計で何か手を入れた可能性はあるだろう。そこで何らかのミスロジックが入ってしまったのではないか。

例えば、Galaxy Note 7は以前のGalaxy Noteと比べてバッテリを内蔵する(ユーザの交換不可)ようになった。薄型化と防水のためにやったのだと想像するが、これを機に保護回路を本体側に移して回路(チップ)を整理した、というのはあり得る話ではないか。

まあ、何れにしても機器は発売製造停止になってしまった。Qiが使え、ペンが使え、またGear VRが使えるなどと興味があったのだが、残念なことだ。しっかりと原因を究明し、再帰を期待している。

尚、分解レポートがあったが、決定的と思えるような情報は見当たらなかった。ただ、コネクタで繋がれていることは判明した。これは従来の端子接触とは異なるものだ。単純な接触不良や端子のショートのようなことは考えられる。また端子が小さい。充放電の大電流に耐えられるのか、少し心配だ。また短いケーブルは複雑に折れ曲がっていた。この成型が不完全だと同じ不安がある。

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2016年10月11日火曜日

カビなしお風呂

ためしてガッテンのカビ特集で、カビは50℃で死ぬので、風呂場の場合は50℃のお湯で90秒流す、という技が紹介されていた。だが90秒というのは結構長い。お湯も勿体無い。始めから風呂場に仕掛けをしておけば、カビなしお風呂が実現できるのではないか。

これにはフィルムヒーターを利用する。壁の裏側に仕込んでおき、壁を50℃以上に保つ。同時に浴室乾燥機を稼動させる。一般の浴室乾燥機は威力が弱いので、この用途に合わせて強力なものを用意する。

これを数日に1回、タイマーで稼動すれば、パッキンのカビどころかシャンプー容器のヌルヌルも発生しない。掃除の手間も随分省けるはずだ。



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2016年10月10日月曜日

8Kの用途

最近の、アナログテレビからデジタル、ハイビジョン、4K、3D、8Kの流れは、時代と共に随分加速してきているように思える。恐らく8Kになると映画のクオリティを超えるので、映画産業はどうなっちゃうんだろうと人事ながら心配になる。

だが、家のテレビが8Kになったとして、画がキレイになる程度で他に何も変わらないのであれば、今のハイビジョンでも充分に思える。アメリカと違って日本の家は狭いし、テレビの他にPCのモニタやスマホの画面もあるし、と思えば尚更だ。映画館のド迫力は音の威力も大きいし、やはり映画館で見たい。家で大音響を出したら近所迷惑だ。またVRという手段もある。視野角はこちらの方がむしろ広くなる。

では8K、買わないの?と問われれば、今現在では興味が湧かない。コンテンツが増えてきても、それが従来の映画やテレビのそれと変わらなければ同じだ。ではどうなれば買いたいと思うだろうか。

一つのヒントは臨場感だ。以前、NHK技研で見た8Kの映像は、立体視でないのに立体に見えてびっくりした。画角と解像度がここまで来れば、現実を見るのとさほど変わらなくなるのだなあ、と実感した。

例えば山頂や高原から景色を眺めるとか、滝を間近に見てマイナスイオンを感じる(本当は出ていないが)とか、野球やサッカーの観戦、孫の運動会、お祭り、コンサート、花火大会など、要はカメラアングルやズームにこだわるのではなく、ただそこにカメラが置いてあって、「その場にいる」ことを実感できるようなものであれば、かなり興味がある。

ある種、VRと用途が重なるものもあるのだろうが、現状ではVRの使い勝手はまだ相当悪く、例えば高齢者や子供には向かない。その点8Kなら安心だ。プロジェクタとでっかいスクリーンが必要だが、例えば50万円です、と言われたら、うーん、と少し考えてしまうだろう。


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