2020年2月28日金曜日

傾かない防災基礎


通常、建物の基礎は鉄筋コンクリートで作る。その下は砕石、更にその下は地面(土)だ。地震でこの土がズレたり割れたり、液状化したりすれば、家が傾く。これを防ぐための構造を考えてみた。

通常の基礎の更に下に、相当の大きさの「箱」を設置する。この箱は、底面には穴が多数あり、箱の中には礫、即ち大きめの不定形の石が詰まっている。

地震で地面に亀裂や穴ができると、そこに箱から礫が落ち込み、隙間を埋める。一度出ていった礫が再び穴に戻ることは殆どないため、その礫が箱の底面で新たに家を支える。この原理により、家の傾きを大きく抑えることができる。

もちろん、全く傾かないわけではないし、地震の規模によっては役に立たないこともある。また、礫や穴の大きさや数、位置、量(箱の高さ)などには検証が必要で、それはノウハウになるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: