コロナ騒ぎのせいで、満員電車に槍玉が上がっている。在宅勤務できる人はよいが、多くの人はそれでも仕方なく電車に乗っている。これを何とかする方法はないか、考えてみた。
救急車には、高濃度オゾン発生器が搭載されている。これと同等のモノを導入してはどうか、と考えてみた。しかしこれは、少なくとも常時稼働することはできないと分かった。殺菌するのに必要な高濃度にすると、人間にも害があるらしい。恐らく救急車の場合は、一回終わるごとに人が降りて、除菌をしてから換気をして、また使うのだろう。
それでも、電車が車庫に入った時等にはこの仕掛けは使えるだろう。最低でも一日一回は作動させられるし、コロナ騒ぎのような時にはいったん回送にした上で除菌してまた戻ってくる、ということは可能だろう。
これと並行して、強力な換気装置を付けてはどうかと考えた。3密、と言われているが、このうち2つは回避不可能だ。そこで最後の一つ、強力な換気で対応する。今でもエアコンは搭載されているが、その送風能力を大幅に上げた上で、床下等から排気をするシステムを追加すればよいのではないか。エアコンの効率は大幅に落ちてしまうが、飛沫感染の可能性を大きく減らすことができる。
同じ仕掛けは、バスにも応用できるだろう。バスの場合、運転手との境にエアカーテンを置くことは有効だろう。エアカーテンというのは、その名の通り膜のような薄い気流を天井から床に向けて吹き付け、カーテンのように空気を分断するものだ。同じ部屋で禁煙と喫煙を分ける、ドアが開きっぱなしのことが多い大空間でエアコンの効率を高める、等に使われる。但し感染防止が目的のこの場合は、下でその空気を吸い取るようにした方が良いだろう。
タクシーはさすがに厳しいので、運転席に仕切りを付けた上で、自動精算機を置くのが良いと思う。今までより窮屈にはなるが、感染症対応タクシーというのは一定の需要があるし、仕切りのみは年中つけておかなくても取り外し式にしておけばよい。また、オゾン発生装置も同様に、客が降りる度に作動させればよいはずだ。
船、新幹線、飛行機など、長時間座ったままの乗り物の場合、その間ずっと顔に空気を吹き付けられるのは不快だし、乾燥する等不具合もある。そこで、感染症拡大時に限り、席を空けるようにして、その席に対してエアカーテンを設ける、という方法が考えられる。
そして、この「強力換気、エアカーテン、仕切り、自動精算機」という基本的な考えは、他にもレストランや居酒屋、バーなどといった飲食店、カウンターがある銀行など金融機関、レジがあるスーパーやデパート、パチンコ店等にも応用ができるはずだ。これさえあれば、今苦境に立っている大部分の業種は、不完全ながら営業を再開できることになる。
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