2026年7月1日水曜日

シリカヒューム粒によるプレパックドコンクリート工法


 太陽炉プラン、その定量的評価超高性能コンクリート建築の考察太陽炉と発電所の設計に続き、再びコンクリート建築の工法について新たに考えてみたことを披露する。

シリカヒュームの用途について、既に建築基礎や液状化防止用などを提案してきたのだが、このシリカヒュームスラリーは流動性が高く、どんな隙間にも入ってくれる。そしてシリカヒューム粒との相性も良い。

実は以前からローマンコンクリートには興味を持っており、本ブログでも取り上げたことがあるのだが、そのローマンコンクリートというのは今と作り方が違うのだ。つまり、型枠を作るところまでは同じだが、できた型枠には先に礫(石、砂利)や火山灰を詰めてしまう。そしてその後にコンクリートを流し込むのだ。

この方法を取ると、先に礫同士ががっちり重なっているため、硬化に伴うコンクリート収縮が起きても建物の寸法が狂わない。ひび割れもしにくい。また、コンクリートにおける礫の割合が大きくなるため、使用するコンクリートの量は少なくなり、結果的に二酸化炭素排出量の削減につながる。

まず、シリカ粒の比率は、従来の60%から80%にまで上げることが可能である。ここから逆算すると、コンクリートの使用量は40%から20%に、つまり半減することが可能である。もちろんここにはシリカヒュームを添加するので、高強度であり、200年の耐性がある。

この工法は、プレパックド工法と呼ぶそうで、世の中には既に存在している。従来と違うのは、後から充填するコンクリート・シリカヒュームスラリーの粘度が低いことで、つまりは礫の充填率を上げてもバイブレーターが必要ないことだ。ただ、繊維強化は必要とのことで、これが流動性を少し下げるかもしれない。

標準的なコンクリート 1m^3 あたりの CO2排出量が約 250kg であるのに対し、この「シリカ・プレパックドコンクリート」では、セメント削減+シリカヒューム(産業副産物のリサイクル扱い)の効果により、120kg 以下(50% 以上の削減)を達成可能である。

またもちろん、以前も説明した通り、超高強度コンクリートにすることでコンクリート自体の量も削減できるから、現状のコンクリートに比べるとその削減量は80%程度にはなると試算できる。

数日前から色々試算しているのだが、どれを見てもとんでもない好成績であり、自分ごとながら少々ビビっている。本提案を建設業界の人が見て、少しでも検討をしてくれたなら幸いである。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

シリカヒューム粒によるプレパックドコンクリート工法

  太陽炉プラン 、その 定量的評価 、 超高性能コンクリート建築の考察 、 太陽炉と発電所の設計 に続き、再びコンクリート建築の工法について新たに考えてみたことを披露する。 シリカヒュームの用途について、既に建築基礎や液状化防止用などを提案してきたのだが、このシリカヒュームス...

人気の投稿: