2026年7月9日木曜日

宝くじの売り上げを上げる方法


サマージャンボプレミアムが発売された。1等前後賞合わせて12億円と、今までの7億円を大きく超える額になっている。その代わり1枚500円(従来は300円)に値上がりした。

近年、宝くじの売り上げは減少している。そもそも宝くじは効率の悪いギャンブルである。還元率は50%しかなく、これは他のギャンブルと比べてもかなり低い。だがそれは前から分かっていたことで、宝くじの売上が落ちた理由は別にある。

大きくは、三つの要因があると考える。第一は低所得化、つまり単純に貧しくなったためだ。宝くじは夢を買うものだが、その夢の値段(10枚で3000円)が今では十分に高いものになってしまったということだ。

第二は、宝くじの期待値が低いことが知れ渡ってしまったことだ。一等が当たる確率は数百万分の一であること、還元率が他のギャンブルに比べて低いことなどが広く知られてしまった。

第三は、NISAや副業など、本業以外で「稼ぐ」手段が多様化してきたことだ。その3000円があれば投資をした方が良い、と考える人が出てくれば、それだけ宝くじの人気は減る。

だが、宝くじの発行主体は地方自治体であって、その収益は税金などと同じく公共の役に立つのであるから、もっと宝くじの売上は伸びてほしい、と個人的には思っている。宝くじの売上を伸ばすにはどうしたら良いだろうか。

第一に考えられるのは、還元率を増やすことだ。だがこれは、本来の目的である自治体への還元を減らすことになる。

第二は、当たりやすくすることだ。一等の金額を減らして当選確率を上げる。だがこれは既に行われている。

第三は、賞金だけでなく賞品と組み合わせることだ。旅行やイベント、宿泊などの無料券、地域特産品、CMキャラの芸能人との会食権やディナーショーへの招待など。

他にも色々あるだろうが、個人的にイチオシなのは、「宝くじの意義を啓蒙すること」である。

先ほども言ったが、宝くじの収益は地方自治体に周り、地域に貢献している。例えば救急車や消防車、避難設備、子育て支援、高齢者福祉、教育、地域活性化、などだ。それを国民に広く伝えることで、宝くじを買うことは社会貢献である、と強く訴えるのだ。

それはWeb記事でも良いが、できれば映像コンテンツが良い。テレビで30分番組を何本か作るのも良いし、Youtube向けに長時間のものを作るのも良い。その中で、宝くじが具体的にどのような社会貢献をしているかを見せつけるのだ。

救急車を何台買いました、図書館に何冊本を入れました、地域イベントのスポンサーになりました、など、具体性が高いものがよい。それをレポーターが体験報告する。そして、特に他の「稼ぐ手段」との対比をしてやる。あなた個人はそれで小銭を稼げるが、宝くじを買えば地域に貢献できるのだよ、「宝くじ協会による寄付」とはあなたの寄付なのだよ、とするのだ。

これは虚栄心をくすぐる行為でもある。だから例えば、宝くじを一定額以上買った人には名誉バッジを配り、そのバッジを見せると宝くじの寄付で建った施設を割引で利用できる、といった特典を作るのも良いと思う。

もちろん一方で、1億円が当たった人が何をしたか、というセミ・ドキュメンタリーを作るなど、当たったときのイメージを掻き立てる映像も作るべきだろう。

こういった販促行為には賛否両論あるだろうが、私としては是非推したいと思う。一緒に夢、買いませんか。

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