世界共通語を強制しようとすると、英語圏の人は英語を主張するだろうが、英語にも方言があるし、文法にも例外が多く、英語圏以外の人は苦労も多い。また、英語圏以外からの反発も多いと思う。そこで、英語圏以外の人から見ても納得するであろう、新しい英語を考えてみた。タイトルのModern Standard Global Inglish (MSGI)がそれである。(EnglishではなくInglishで正しい。理由はこの後に説明する。)そのルールは以下の通りである。
- 基本的には英語である。つまりSVO語順を持ち、単語と単語の間はスペースで空け、表音文字であり、単語の発音と意味は大体英語と同じである。
- 文字はアルファベット26文字、大文字と小文字とする。記号は別として、文字はこれ以外認めない。
- 大文字はアルファベット自体を読ませるため(EPA:イーピーエーなど)、また強調する目的(HELP!など)には使用するが、文頭や I(私)などでは使用しない。
- 発音と表記を一致させる。例えば have は hav とする。go は gou とする。sh,th,wh,chを除き、全ては文字の発音をそのまま使用する。of > ov, phone > fon など。促音としてのppやttなどは使用可。長音は母音を重ねて表記する。 uu, aaなど。kはcに統合し、kは廃止する。ae(アとエ中間の発音)はaかeに統一する。Englishはinglishとなる。
- 文法における例外をできる限り排除する。
- 過去形・過去分詞形は全て d とする。例えば went は廃止し、 goud とする。
- be動詞は全てbii に統一する。
- have動詞も全てhavに統一する。doもduuに統一する。
- 比較級は er / est で統一する。
- 冠詞は廃止する。(a, the)
- 複数形、女性形・男性形は廃止する。例えば he, she は hii に統一され、they は廃止される。 hii bii docter. はその医者が複数いるのかどうか、男か女かは分からない。
- 疑問文における倒置は使用しない。疑問符と語尾を上げて発音することで行う。また、5W1Hも倒置せず、本来の位置で行う。When did she wake up? は shi weikd app when?
- 命令文における倒置は使用する。giv ai chocoreeto.
- 一つの単語に複数の意味を持たせることはできるだけ避ける。
- 新語はハイフンで繋いだ合成語とする。普及に伴いハイフンを外し、また省略形を認める。例えば smart-fon, smartfon, smafo。
英語をベースとした派生言語は、Simplified English、Gorbish、Basic Englishなど多数あるが、これらとこのMSGIが大きく異なる点は、「ひと目でこれは英語ではないと分かること」である。発音と表記を一致させるという原則により、綴りが大きく変わるからだ。例えば I love you. は ai lav yuu. となる。この特徴により、英語話者であってもオリジナルの英語に引っ張られて同一化してしまう危険を減らすことができる。これはつまり、英語圏の人でも若干の勉強は必要であり、これが非英語圏の人の不満を少しは和らげられる。
日付や単位の違いと同じく、言語が世界で複数あることは大いなるロスであることは言うまでもない。世界標準語としてMSGIを普及させることは、このロス低減の一助になるはずだ。

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