2026年5月22日金曜日

国民への丁寧な説明AI

高市首相の説明責任に対する評判がすこぶる悪い。Xで一方的に発信するが会話対話が極端に少ない、おかげで閣僚ですら首相の意向を把握できていないのだそうだ。ぶらさがりもさせてもらえないので、報道でも情報量が少ない。

言い過ぎてボロが出るのが嫌なのかもしれないが、ボロが出るということは考えが浅いということでもある。意見交換しないということは考えがブラッシュアップされないということでもある。稚拙な政策をごり押しするのはやめて頂きたいのだが、そうではないというのなら、きちんと情報発信をすべきである。

そこで考えるのが、この「国民への丁寧な説明AI」である。これは首相に成り代わり、自分の政策や考え方について説明をするAIである。AIであれば何万人にでも同時に対応できるし、閣僚・報道・海外・子供にまで説明のレベルや内容を変えて、24時間説明し続けられる。Xと違って一方的ではなく質問や意見もちゃんと受け入れるから、説明される側の納得感も高いだろうし、同時にフィードバックも得られる。その統計分析もできる。これは双方にとって望ましいことだ。

このAIの学習は、AIと首相が対話することによって行う。首相は一日の大半をAIとの対話に費やし、AIの理解度をテストする。これ自体は大変だが、それさえ叶えれば後はAIが全てやってくれるので楽をできる。また、AIとの会話では当然想定質問が出てくるが、これは質問者(閣僚、重鎮、記者、海外、・・・)が出しそうな質問をAIが自動で選ぶため、首相自身が考えをブラッシュアップできる。その意味でもお勧めである。

閣僚とすら対話をしない首相でも、AIならば気軽に会話できるだろう。そして閣僚や政府要人なども同様のAIを育て、そのAI同士で会話させておけば、相互の意思疎通も完璧にできる。これで料亭も不要になるし、意思確認の質やスピードは何百倍にも上がるだろう。

また、このAIを使えば、国会における委員会や本会議での代表質問を代行できる。24時間質問を受け付け、回答ができ次第返信できる。時間制限も件数制限も不要、代表に限らず国会議員一人ひとりが質問できる。詰まらない質問でも回答生成にかかるコストは僅かであり、パフォーマンス的な質問もない(中継されないので)ので、議論は深まるだろう。

Xで発信するのも良いが、国会のHPでチャットを立ち上げる方が良いだろう。国民はそこで質問し、回答を得る。首相直々の回答であるから誤解もないし、デマが発生してもすぐに真偽を確認できる。

報道もこれを使えるのでいちいち記者が走り回る必要もない。上手く使えば、自動で質問しそれを纏めるだけで記事が書ける。しかもソースは首相自らなので信頼性はばっちりだ。ファクトチェックも自動で行えるので、全自動でニュース発信ができるようになる。しかも質問を基に作れるから、各社の個性もちゃんと出せる。報道にとっても良いことづくめだ。

懸念があるとすれば、大きくは二つだろう。第一は、AIが本人の思惑と異なることを返答してしまう危険。第二は、ライバル(党内党外)や海外のスパイなども混じってくるので、本人の思惑を必ずしも全てさらけ出してはいけないのだが、そういう深慮遠謀ができるかどうかだ。

そしてこれらへの答えは比較的単純であり、AIの進歩と学習によって、最初は稚拙だが徐々に成長していくだろう、だからどこで移行するかの問題である、ということだ。

さて、これって考えてみると、今中国で勃興している「死者を蘇らせるAI」つまり仮想人格AIと大して変わらないように思う。レベルはこちらの方がとんでもなく上ではあるのだが、それができるようになるということは、しばらくすると政府に本物の人間は要らなくなるかもしれない。

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