2019年12月20日金曜日
究極のオレデータベース
Evernoteが流行ったことがあったが、その後どうなっているのだろう。はてなブックマークも、普通に使われているのだろうか。OneNoteを使いこなしている人はどれだけいるのだろうか。自分も色々とやっているけれども、どれもしっくりこない。
欲しいのは、自分なりのデータベースなのだが、それはかっちりしたものではなく、知識集だ。本やネットサーフィン、テレビで見た、などの情報で、「あ、いいな」と思ったものを即時に記録したい。だが、その場での整理、例えばタグ付けなどは時間が惜しい。後でじっくり、と思って、なんでもかんでも記録しては、結局使わずに放置している。そのような記録が色々なレベルで溢れ、価値のある情報はやっぱり埋もれてしまっている。
ここで技術の力を借りたい、と思うのは自然なことだろう。その際に支援してほしいのは、何といってもタグ付けの技術である。それも、できるだけ深く追いかけてほしい。
究極の技術としては、眼鏡にライブカメラを仕込み、常にONにしておいて、気づいたときに「アクション」をすると、その時の情報がとりあえず記録される、というものになる。
例えば町中を歩いていて気になる看板があれば、その方向を向いて瞬きを3回する。すると、その前後10秒に映っていた全ての映像、全ての音声を記録しする。まあ最初はそこまで行かずとも、スマホで写真に撮る、動画に撮る、としたところでそれが起動するので良い。
問題はその先だ。単に映っているものが何かを解析してテキスト化するだけでは足りない。例えば看板ならそのオリジナルPDFをネットでサーチして会社やイベントまで特定し、日時場所まで調べるとか、音なら何の音か、またラジオやテレビ等の音源なら局や番組、音楽なら題名歌手歌詞まで特定する、といった調査を、できるだけ深くやってほしい。
そしてそれらをAIで分類する。つまり、過去の情報と似たような情報であることが分かるのなら、そのグループに関連付けるのだ。また、ToDoやカレンダーに入れる、連絡先に入れる、といったことも可能にする。ブックマークも同様である。それらの分類が複雑になり過ぎないように、強弱や階層化、量を調整する。この、どう抽出してどう分類してどう紐付けるか、その親切さと正確さが商品価値となるわけだ。
これは少しづつ進化していくので良い。まずはGoogleフォトに全部落とし込んでおいて、今では顔認識で分類ができているが、書類に拡大したり、場所の分析サービスを追加したり、ランドマークを識別したり、…と徐々に増やしていってほしい。Googleフォトのサービスは今のところGoogleフォトの枠から出てきていないが、これもいつか飛び出してほしい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
注目の投稿:
ASIの発達と決定論
世の中の話題はAGIを通り過ぎてASIに進んでいる。AGIがGeneral IntelligenceならASIはSuper Intelligence、即ち人類を遥かに超えた知性ということらしい。 2045年にシンギュラリティが起きると予測したのは、人工知能研究の世界的権威であ...

人気の投稿:
-
日本共産党が消費税減税案についてのサンデーモーニングの批判的なコメント(財源を示せ)に対し「財源を示した上で提言している」という反論をしている。そこで同じく、Grok3に計算してもらった。 日本共産党の提言は、2025年4月16日のものの他、幾つか出ている。そのおおよその方向性...
-
「生成AIはミーハーである」の回でも少し触れたのだが、生成AIの回答は一次的には誤っていることが多い。それを指摘してAIが回答を修正していく様を見て楽しむ、というのが最近のマイブームだ。 どういう指摘をしているのか、と自己分析してみると、興味深いことに陰謀論者との議論とあま...
-
以前チラっと書いた、表題の分析の結果を披露しておく。 まず全体像について生成AIと議論した。結果として、その大まかなシナリオとは、 いわゆる減反政策によって、市場におけるゆとり分が減り、ここ数年は需給バランスがタイトになっていた。 農水省は減反政策は止めたと言っているが...
-
免震技術の一つに、「エア免震」というものがある。地震が発生すると、ホバークラフトのように地面から浮き上がる、というものだ。 http://www.airdanshin.jp/ なかなかよいと思うが、普段は浮いていないわけだから、例えば故障していないかどうか確認す...
-
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E8%AA%9E%E3%81%AE%E9%83%A8%E5%B1%8B チューリングテスト に対する反論とも言える思考実験だ。両者の概要はここでは省略する。Wikipe...
-
近年の世界的な右傾化、自国第一主義化について、その原因を生成AIと討論しながら考えた結果、そういう結論に達した、というお話。 まずトランプが未だに支持されている理由について議論したのだが、その理由はアメリカ白人低学歴層の貧困化だという。この白人貧困層は、人数的には数千万人と規...
-
色々と生成AIと議論しているが、それに関して最近気付いたことがある。 最初の応答については、あまり深く考えずに世間の評判を基に答えるのだが、それには往々にしてウソ大げさが混じっている。それに対して指摘をし、更にそれを繰り返すことによって、だんだんとそのウソ大げさを理解し、マト...
-
https://jp.techcrunch.com/2018/03/17/2018-03-14-mit-gadget-puts-multiple-artificial-organs-into-a-paperback-sized-connected-system/ 実験の...
-
生成AIに色々な疑問を聞いては楽しんでいるのだが、最近少々面白い発見をした。 景気対策として消費税減税や廃止を唱えている人は多い。素人だけでなく政治評論家や政治家自身にも多く見られる。だがそれは本当に景気の足しになるのだろうか。多くの人は施策のコストや長期的効果に言及していない...
-
以前、「魂とは情報である」という仮説 https://spockshightech.blogspot.com/2017/01/blog-post_19.html を書いたことがある。そこから演繹していくことによって、この問題に挑んでみる。 魂とは、大雑把に言うと、脳という...
0 件のコメント:
コメントを投稿