2019年6月10日月曜日

AWSの弱みと逆転の可能性


Googleが少し追い上げてきているらしいが、世のクラウドはAWSが席巻している。これを逆転する方法は無いものか、考えてみた。
可能性はある。それは、AWSが余りにも肥大化してしまったことだ。この肥大化とは、使われている量的な話ではなく、機能が増えすぎてしまった、というところである。つまり、これは「イノベーションのジレンマ」を引き起こす元凶になりうるわけだ。
サービスであるので、使い続けないといけない。一度立ち上げたサービスはなかなか止められない。新しいサービスのみに統一する必然性が無いので、何時まで経っても古いものを捨てられないのだ。
その逆転策の基本方針は簡単で、抽象度を上げたシンプルな開発基盤を作ることである。例えばEC2を見せないことだ。アプリケーションは全てLambdaで記述し、データベースはサービスとして提供する、といったように、レスポンス(スケールアウト)、可用性(障害時の実マシンやネットワーク切り替え、バックアップ等)といったいわゆる非機能要件を実現するための仕掛けを全て隠し、要求事項をソースコードで示すだけ、とする。
また、オンプレミスとクラウドの扱いについても、オンプレミスにはアプライアンスを積み重ねるだけとし、SIの必要性を極限まで落としておく。非機能要件には、可用性やスピードの他、このオンプレミスアプライアンスの使い方、課金方法、セキュリティの程度、非常時の運用(クラウドに逃がす、リストア等)等が書かれている。
また、自社クラウドとAWSとの相互シームレス移行をサポートしておく。AWSへの移行はできる(だが遅い、高い)としておけば、顧客としては一応安心できるし、AWS以外のMSやGoogleクラウドとの相互移行もサポートしておけば、より安心だろう。
こうなると、AWSなどのクラウド業者はいわゆる土管に成り下がるわけだ。移行がリアルタイムレベルで簡単になれば、いつかあった値下げ合戦もまた起こるだろうし、安易に縮小すれば信頼を一気に失うから、まさにジレンマに陥れることができる。

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