2019年9月10日火曜日

ネット切断という罰則


現代社会において、ネット接続というものは、必要不可欠にまでなってきている。これが切断されることは、現代人にとっては大きな苦痛だ。ということは、それを罰則にすることもできるのではないだろうか。

この罰則とは、その名の通り国の法に基づく罰則であり、懲役や罰金等と同列の、新たな罰則である。それも徹底して行う。受刑者は携帯電話やコンピュータへのアクセスを一切禁じられる。住居のネット回線は停止させられ、WiFiやネットカフェもダメだ。

抜け道が多く考えられるので、実質的にどれだけそれを防げるかがポイントになる。この一つとして考えられるのは、デジタルフォレンジックだ。つまり、本人のネット上での行動の癖をAIに覚え込ませておき、受刑前の活動と類似する行動をチェックするのだ。これなら、匿名で活動していても本人とバレてしまう。

音声電話を禁じるかどうかは思案のしどころだが、これは切っても良いと思う。外のアクセスは、郵送と訪問に限られ、受刑者からの行動も同じく郵送と訪問に限られる。罰金の支払いなど振込に関しては、コンビニや郵便局に出かけることで良しとし、その先でネットにつながっていること(電子送金)は不問とする。

日常生活でどれだけ支障が出るのか考えてみると、家賃の振り込みや電気料金など、あるいは食料などの買い物は問題なくできる。しかし、仕事でもネット接続ができないとなると、就職先はかなり制限される。例えばレストランのホールスタッフなら、皿洗いはできるだろうが、端末を使った注文取りはできない。

こうなると、過酷刑とは言えないまでも、かなりキツい罰と言えるかもしれない。

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