近年のサブスクリプションの進展は眼を見張るものがある。その中で、衣装レンタルは古くて新しいサービスと言えるだろう。昔は貸衣装と言えば晴れ着やパーティドレスだったが、これが普段着にまで降りてきている。これとは別に、冬服をクリーニングした後そのまま預かってもらうサービスや、ダンボール単位で預かってくれるサービスも出てきている。
ここで考えるのは、季節モノの服を効率よくレンタルする方法だ。話は簡単で、服の夏冬を北半球南半球で移動する、というものになる。つまり、例えば日本なら5月から9月までを夏服、11月〜3月までを冬服の期間として、オーストラリアでは逆の期間貸し出す。猶予の一ヶ月はクリーニングと移動に充てる、という仕掛けだ。
これなら、衣装はほぼ年中貸出中にすることができるから、通常の倍の高率でレンタルできる。その分安くできるから、ユーザも企業も嬉しい、となるはずだ。移動のコストがそれを上回るかどうかは不明だが、計算してみる価値はあると思う。
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