2019年2月14日木曜日

初診ロボット


https://wired.jp/2018/12/26/wired-icon-sundar-pichai/

AIを使って、網膜の画像から糖尿病性網膜症の早期発見をする、という記事だ。これには興味を引かれた。だが、網膜症の診断を網膜を見て行うというのは普通だな、とも思った。AIで精度が向上することはあるにせよ、常識の範囲内だ。

だがもし、網膜で結石が分かるとか癌が分かるとかだったら、これは面白いことだ。更に言うなら、血液検査でどうとか、皮膚を見てこうとか、それらの総合でみてそうとか言うことはできるのではないだろうか。

今までの医者の初診と言えば、問診、触診、聴診、視診、打診だ。人によってまぶたの裏を見たりするが、そのポイントは定型化されている。しかもそれらは経験則によるものだ。もしこれを全部AIが見ることができたとしたらどうだろう。

確かにこれらは非侵襲性だし痛みもないからやりやすい。しかし、効果的かどうかは検証されていないのではないか。AIの得意である「意外な組み合わせ」はあるのではないか。

例えば視診にしても、右足の裏と左脇の下の色の組み合わせで脾臓の不具合が分かるとか、血液検査と後頭部の打診でアルツハイマーの前兆が分かるとか、そういう組み合わせが多数出てこないとも限らない。

これが進むと、上の通り一編の初診がガラリと変わる可能性すら秘めている。更に検査方法が標準化され、初診キットないしは初診ロボットのようなものが出てくるのではないか。

病院に一台、宇宙船に一台、船に一台、僻地に一台、初診ロボット。あり得る話ではないだろうか。

2019年2月13日水曜日

コリビング用ドックシステム


https://jp.techcrunch.com/2018/12/20/address-will-start-in-apr-2019/

コワーキングに続いてはコリビングだそうだ。定額で様々なところに住むことができるシステムで、行き先はシェアハウスのような形態らしい。

これは面白そうなシステムである。例えばクライアントが都度変わるフリーランスなら、顧客の近くに移り住んでしまえば楽だし、隣人とのトラブルが起きれば出て行ってしまえばよい。

住宅には借主に非常に有利な法律があるので、こういった発想はあってもなかなかできなかった。これを突破した功績は大きい。例えばこのシステムに独居老人が乗れば、空き家整理の問題はかなりスムーズに解決するはずだ。

ここでの問題は、気軽に引っ越すだけの断捨利がそう簡単には行かないところだろう。これを解決するための手段の一つとして、以前も考えたようなキャンピングカーのドッキングシステムを応用したものを考えてみる。

コリビングシステムは、玄関と共用スペース、個室への入り口から成り立っている。共用スペースは、宅配ロッカー、風呂、トイレ、台所、リビングスペースから成り立っていて、冷蔵庫、テレビ、テーブルなどがある。

個室への入り口の先は、いきなり外になっている。この入り口にドッキングできるような個室車が別途設計されており、自由に付け替えられる。個室車は原則トレーラーだ。
引越し=個室車の付け外しである。同じようなコリビングシステムを導入しておけば、各々の間の行き来は至極簡単になる。共用スペースの私物を片付け、ドッキングを外して去るだけだ。こういうコリビングシステムが多数設置されていれば、その間を好き勝手に移動することができる。

居住権はコリビングシステムには付随しない。あくまで個室車内で閉じる。移動可能であるため固定資産税も掛からない。それほど高くもないだろうから買うのが標準になるだろうが、レンタルでも問題ない。

居住者が亡くなっても、個室車は固定資産でないので、売却や廃棄は簡単だ。また、介護が必要になったら、コリビングではなく介護ホームにドッキングすればよい。

このシステムなら、引越しは車で引っ張っていくだけだから、費用も掛からないし、荷造り荷解きも必要ない。従来よりずっと簡単に引っ越せるから、例えば季節に合わせて移り住むようなことすらできるだろう。

このコリビングを最初から自宅に導入しておくと、個室を拡張したり、子供が大学や就職で移動する、用途別に部屋を付け替える、などといった様々な居住形態の変化に対応できる。色々と有望ではないだろうか。

2019年2月12日火曜日

無線サイレントギター


ヤマハのサイレントギターが出てきたときに、とても良いものだと思ったのだが、なぜワイヤレスがないんだろう、というのが疑問だった。

エレキギターなどのワイヤレスシステムは存在するが、あれはステージをケーブルレスで動き回るためのもので、サイレントギターとは根本的に用途が違う。それに、ステージが主戦場ではないのだから、標準サイズのジャックを設けるのもちょっと違う気がする。

それからン年。Bluetoothイヤホンが普及してきて、改めてこれを思い出した。Bluetoothを内蔵してくれれば、イヤホンでも聞けるし、ワイヤレススピーカーでも聞ける。これはサイレントギターの用途にぴったりだ。

そればかりではない。ヤマハにはサイレントシリーズがいっぱいあるが、その多くはオーケストラ用の楽器だ。バイオリンからベースまでの弦楽器、サイレントブラス。サイレントではないがヴェノーヴァのような新しい楽器も提案している。こういったものの多くは、最初から大きなギターアンプを想定しているわけではない。やはりBluetoothスピーカーで十分だし、大きな標準ジャックもつけられなくはないが、ちょっと違和感がある。

要は、Bluetoothを内蔵してもらえばよいだけだ。そうすれば相当に使い勝手の良いサイレントギターやサイレントバイオリンができるはずだ。アタッチメントでも良いが、概観が醜くなる。ここは最初から内蔵したものを出して欲しい。

2019年2月11日月曜日

PMR


PHR(Personal Health Record)に対抗して、PMR(Personal Mental Record)というのを考えてみた。

Apple Watchやアクティビティトラッカーがこぞって計測しているのが鼓動だが、これで心室細動を検知するというのはとても良い応用だ。しかし技術というものは、何時でも深刻なものからつまらないものへ、つまらないものから深刻なものへと変化する。

ブレスレットデバイスのセンサで、人間の感情を検知できるようになったら、24時間感情の振れが計測できる。それを他のデータと組み合わせると、色々な応用ができるのではないか、と考えたわけだ。

他のセンサなどから得られる自分の行動と関係付けた感情の動きを見ると、自分が何に心を動かされたのかが自動で記録される。これがどんな応用を生むのだろう。
  1. SpotifyのYour Relsase Radarを聞いていて、自動的にハートボタンを押してくれるアドイン。Spotifyでは、スキップせずに聞いていたら高評価と勝手に勘違いするが、それを軽減させる。
  2. 映画やテレビを見ていて興奮した、感動した場面を記録しておいて、似たような映画を推奨する。
  3. 会った人の好き嫌いを記録しておいて、嫌いな人の共通点を分析する。
  4. 天気や気圧などと気分の関係を導き出し、天気予報を見てあらかじめ警告してくれるAIアシスタント。
  5. 多数の人が不快になる場所や時間帯を分析して、警官をあらかじめ配置したり、そうならないようにその場所に工夫を加える。
  6. 会社での人事考課の参考にする。性格を上手く相殺してくれるような配置を考えたり、業務を相性の良いものに変えたりする。
  7. 学習ソフトや学習塾での勉強の効率化に応用する。分からなければイライラするか不安になるはずだ。
  8. 婚活や恋活に使用する。もちろん相性を見るためのものだ。あるいは営業が接客の訓練に使用する、CMの効果測定、テレビの視聴率予測など。
このどれをとっても大きな価値がある。問題なのは、そのような精度の良い感情分析を、小さな機器を着けるだけで自然に測定ができるのかどうかだ。ここは研究の進展を待たなければなるまい。

2019年2月10日日曜日

コワーキングスペースの改良


日本にもかなり普及してきた感があるコワーキングだが、どうもアメリカのようにはいっていないように思う。民族性の違いとして、気軽に声を掛けられなかったり、セキュリティに気を使ったりという点はあるだろう。特に、コワーキングで仕事をしている人に仕事を頼もうとは思わない。セキュリティに不安があるからだ。

かといって、個室があるようなところではコミュニケーションができないし、他人が見えない。これではコワーキングスペースのメリットを潰すようなものだ。

セキュリティ、コミュニケーションの両方を生かすコワーキングスペースはどうあるべきか。そこで出てくるのが、(なんと)MRだ。それもMicrosoftのそれではなく、Googleグラスのようなオープン型MRである。

このオフィスに登録する人は、ディスプレイのないキーボードやスタイラスなどと、Googleグラスを着用する。そしてGoogleグラスを使って作業をする。MRデバイスはGoogleグラスでなくてもよいが、目を完全には隠さないようにしてもらいたい。これなら作業内容は他人には見えない。一方で顔が隠れることもないので、コミュニケーションを妨げない。

もう一つ、各人はID登録しておき、相手が誰であるか、どんな仕事ができるのか、つまりアピール情報を入れる。Googleグラス経由で眺めると、相手の情報が表示できるようにしておくのだ。これだったら新たに人が入ってきても直ぐに素性が分かるし、仕事の話をするにしてもスムーズにいくだろう。

これなら、極端な話、ベンチャーでなく大手企業の人がまぎれて働いていても違和感がないし、ベンチャーとしても接点が増えて嬉しいはずだ。コワーキングを渡り歩いてパートナーを探すようなことも双方(雇う側、雇われる側)で可能になる。ジョブマッチング的な用途が生まれれば、更に活性化すること間違いない。

2019年2月9日土曜日

角度情報つき映像


カメラにはレンズがつき物だ。そのレンズには画角のバリエーションがある。しかし映った映像にその情報は入っていない。

通常の、せいぜい50°位の画角では、これはさほど問題にならないのだが、近年のVRのように、90°、120°、更には360°となると、映す側が調整しないと画が歪んでしまう。これは今のところ個別調整するしかない。

近年ではフィルムではなくデジタルデータで記録するので、映像自体以外に附加情報をつけることは可能だ。ここにレンズや画角、その歪みに関する情報を入れておくことができたとしたらどうだろう。

答えは簡単。そういった(今ではまだ)特殊な投影に対し、機械が自動で歪みを調整してくれるということになる。それは同じ映像から違う画角で切り取る、あるいは逆に意図的に歪ませる等でも同じことで、ユーザがパラメータを設定するだけで好きに投影する・加工するなどができる。

これは映像の製作が簡単になることも意味している。例えば映画を撮るときに、まずは360°カメラで何もかも映しておいて、後から映像を切り出したりズームしたりすることができるわけだ。いわゆる「カメラワーク」の手間が一つ減ることになる。

もちろんそれは現場で減るのであって、後の編集では重要になるのだが、現場に出る人間が少なくてよい、技量が少なくても良いというのはメリットになる。また、同じ映像から複数切り出すことが可能であれば、撮影は一回で済むわけだ。映画用とテレビ用とアトラクション用で、映像素材を統一できる。

ホームシアターの作り方もずっと簡単になる。細かい調整が一切不要になるなら、ユーザが適当にプロジェクタを置いても良いことになるし、異なる会社からフォーマットの違う映像を買ってきても、それぞれで適切な方法で投影できるだろう。

レンズにIDを付けてあとはDBでやればよいので、そんなに難しいとは思わない。早急に検討してもらいたいものだ。

2019年2月8日金曜日

日本版LinkNYC


https://www.huffingtonpost.jp/shintaro-eguchi/wifilinknyc_b_11216230.html

日本でも、公衆電話はかなり減ってきている。携帯電話が普及してきたからだが、先日のソフトバンクの事故や地震などの例でも、まだ有線接続の重要性は存在している。一方で平時のコスト低減も必要だ。ここにWiFiスポットを置くというのは、一つの提案として理に適っている。

ニューヨークのLinkNYCは、液晶パネルを備え、広告を配信することでコストを補い、各種センサで環境データも取得している。911も発信できるそうだ。そのまま日本に持ち込むこともできるだろうが、ここはもう少し工夫してみたい。
  1. まずそもそも、公衆電話の跡地に限るという発想でなくて良いはずだ。街中の人の多いスポットには、100mと待たずにこれがあちこちに立っている。
  2. 電柱の柱番号のように、IDが大きく表示されている。待ち合わせや道に迷ったときの助けになる。
  3. それは電柱、郵便ポスト、公衆電話、バス停などの全部または一部と兼用になっていて、機能別に色分けされている。各々、黄色、赤、緑、オレンジとしよう。複数の機能があれば、複数の色が帯になっていて、遠くからでも見て分かる。共通して存在する機能は、むろんWiFiスポットだ。
  4. WiFiの機能は以下の通り。
    1. 何本かに一本は、有線回線に繋がっている。残りは無線ホッピングか携帯回線でよい。
    2. 普段のWiFiは、docomo-WiFiでよいだろう。訪日外国人向け、登録すれば一定時間無料、というようなものもあると良い。
    3. 非常時には、IP電話アプリを配布して無料通話ができるようにする。当然無料WiFiである00000JAPANにも対応する。
    4. 電柱=電源スポットのない柱では、停電時には機能が制限される。停止するもの、太陽電池等で機能限定で動くものがある。
  5. 電柱=電源スポットだ。
    1. USB-Cを複数備えている。急速充電に対応する。無論、大規模災害時を除き、有料だ。
    2. 電源があるスポットは、大型のバックライト付き液晶で、動画広告などを配信できる。そうでないスポットは反射型液晶や電子ペーパーで、静止画中心の情報を配信する。
  6. 公衆電話機能のあるスポットには、有線の回線が配信されている。電話機能があり、停電時でも通話できる。これは電話回線の電源供給機能を使うので、電話局が被災していない限りは使える。
  7. 大規模災害時の情報表示機能は備えたい。
  8. 監視カメラ、気象センサなどを備えて定点観測ができるとよい。これには電源が必要だろうから、電柱スポット限定だ。
  9. 表示は基本的にデジタルサイネージであるから、ソフトで幾らでも改変できる。バス停なら時刻表や接近表示、非常時には避難情報など、色々応用が可能だろう。
  10. ユーザに配るIDタグと連動して、そのIDに繋がる情報表示ができるようにする。こうするとスマホを持ち歩かずともそのIDで情報が得られる。もちろん事前登録は必要だ。
汎用で後から機能が追加できるスポットと考えると、色々夢は広がる。例えばタクシーを呼びたいとき、IDをかざしてボタンを押すだけ、更に到着予定時刻や現在のタクシーの位置が分かる、というサービスは可能だろうし、待ち合わせをしていてお互いに相手の位置が分かるとか、監視カメラに子供の顔認識を一時的に許可して迷子探しをする、なんてことも考えられる。

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