https://www.huffingtonpost.jp/shintaro-eguchi/wifilinknyc_b_11216230.html
日本でも、公衆電話はかなり減ってきている。携帯電話が普及してきたからだが、先日のソフトバンクの事故や地震などの例でも、まだ有線接続の重要性は存在している。一方で平時のコスト低減も必要だ。ここにWiFiスポットを置くというのは、一つの提案として理に適っている。
ニューヨークのLinkNYCは、液晶パネルを備え、広告を配信することでコストを補い、各種センサで環境データも取得している。911も発信できるそうだ。そのまま日本に持ち込むこともできるだろうが、ここはもう少し工夫してみたい。
- まずそもそも、公衆電話の跡地に限るという発想でなくて良いはずだ。街中の人の多いスポットには、100mと待たずにこれがあちこちに立っている。
- 電柱の柱番号のように、IDが大きく表示されている。待ち合わせや道に迷ったときの助けになる。
- それは電柱、郵便ポスト、公衆電話、バス停などの全部または一部と兼用になっていて、機能別に色分けされている。各々、黄色、赤、緑、オレンジとしよう。複数の機能があれば、複数の色が帯になっていて、遠くからでも見て分かる。共通して存在する機能は、むろんWiFiスポットだ。
- WiFiの機能は以下の通り。
- 何本かに一本は、有線回線に繋がっている。残りは無線ホッピングか携帯回線でよい。
- 普段のWiFiは、docomo-WiFiでよいだろう。訪日外国人向け、登録すれば一定時間無料、というようなものもあると良い。
- 非常時には、IP電話アプリを配布して無料通話ができるようにする。当然無料WiFiである00000JAPANにも対応する。
- 電柱=電源スポットのない柱では、停電時には機能が制限される。停止するもの、太陽電池等で機能限定で動くものがある。
- 電柱=電源スポットだ。
- USB-Cを複数備えている。急速充電に対応する。無論、大規模災害時を除き、有料だ。
- 電源があるスポットは、大型のバックライト付き液晶で、動画広告などを配信できる。そうでないスポットは反射型液晶や電子ペーパーで、静止画中心の情報を配信する。
- 公衆電話機能のあるスポットには、有線の回線が配信されている。電話機能があり、停電時でも通話できる。これは電話回線の電源供給機能を使うので、電話局が被災していない限りは使える。
- 大規模災害時の情報表示機能は備えたい。
- 監視カメラ、気象センサなどを備えて定点観測ができるとよい。これには電源が必要だろうから、電柱スポット限定だ。
- 表示は基本的にデジタルサイネージであるから、ソフトで幾らでも改変できる。バス停なら時刻表や接近表示、非常時には避難情報など、色々応用が可能だろう。
- ユーザに配るIDタグと連動して、そのIDに繋がる情報表示ができるようにする。こうするとスマホを持ち歩かずともそのIDで情報が得られる。もちろん事前登録は必要だ。
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