2018年6月9日土曜日

AIによる新ビジネス支援


新しいアイデアがあっても、それをビジネス化するのは難しい。ここにはビジネスセンスとでも言うべき能力が必要だ。起業の9割は5年以内に破綻するが、その大きな原因はここにある。

この能力は従来暗黙知であり、教えることは難しかった。従来であれば、銀行やエンジェルのアドバイスくらいしかなかったろう。しかしもしここにAIが入ったら、例えば起業の6割が10年生き残ることができるとしたらどうだろう。これは画期的ではないか。

これは一見難しそうに思えるが、例えば経理面からのセオリー(財務三表の読み方、及びその時系列)くらいから攻めればどうだろう。例えばfreeeのように出納を一元化するサービスと連動しておけばよいのではないか。

問題になるのは、通常運転ではなく、立ち上がりの急速な変化に対応するところだ。例えば上のfreeeなら、顧問税理士に経営健全性を診断してもらうようなサービスは今でも可能だが、ベンチャーの場合は年に一回の診断では遅すぎるし、立ち上がり特有の無理をすることだってあるはずだ。経理に反映されない、例えば幹部の打ち合わせの声のトーン(感情分析など)も、立ち上がり初期においては重要だ。

これは財務だけではなく、例えば社員の動き、メールのやり取りなど、様々な行動をデータ化して総合的に診断する方が精度が高いだろう。小さい会社なら、その全てを把握して全部AIにぶち込むことが可能だ。そうすれば今まで見えてこなかった「生き残りの秘策」が見えてくるかもしれない。

惜しむらくは、いきなり精度の良いサービスにはならないことだ。学習データがないからである。最初は無料で始め、徐々に精度を上げていく必要があるが、そうなると大きな投資が必要であり、大企業しか対応できない。そういう大企業が現れてきてくれるものかどうか。

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