2018年6月23日土曜日

ご当地ガイドMR


https://www.gizmodo.jp/2018/05/awa-sound-ar-shibuya.html

以前、音声で行き先をガイドするようなサービスは提案したことがあるが、似たようなものが登場したようだ。ユーザが指定した行き先への道案内というよりは、既存のコンテンツを場所に合わせて再生するようだ。

この、その土地が用意するという発想には、色々なメリットがありそうだ。音声でもMRでも良いが、その土地がアピールしたいことは観光やセールだけとは限らない。パーソナライズもできるだろう。地図サービス(Google Map)が提供する一律データと併せて使うことで相乗効果も出そうだ。

こういったものは、GPSデータと連動したコンテンツをGoogleに収めておくというものでも良いだろうし、上のニュースのように専用アプリでもよいのだが、結局は応用のアイデア勝負である。どんなアイデアが出るのだろう。
  • 観光案内、ポイント(スタンプ)ラリー、セール案内、位置ゲーなどは直ぐに思い付くところだ。
  • 固有の危険情報、例えば交通事故が置きやすいとかガスが溜まりやすい、夜は危険、雨の日は冠水しやすいといった情報は欲しいだろう。
  • パーソナライズとして、個人の事情により案内を変えることも考えられる。イベントがあるときは交通整理や混雑、受験日には交通遅延情報や迂回路を重点的に流す、日本人は不要だが外国人には有用な情報、盲の人が歩きやすいルート、などだ。
  • 気象や天候により変わる情報もそうだろう。雨の日には屋外イベントの情報を流してもしょうがないとか、風の強い日固有の迂回路などもあるだろう。昼と夜でも同様だ。
  • 周りに誰がいるか、どの程度いるかによっても変わる情報はある。端的には混雑してきたときの迂回情報だ。知り合いが近くに居る、などもそうだろう。
MRゴーグルを始終かけているわけには行かないが、目立たない無線イヤホンならその可能性はある。今は音楽だけだろうが、こういったものが世にあふれてくれば、ずっと付けたままにするというのはあり得る未来だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

ダイナミック租税とその指標

今の法律では、税率は一定の計算式で表されるが、そのパラメータは固定である。需要と供給のバランスによって商品の価格を変えるダイナミックプライシングというのがあるが、あれを租税にも適用してはどうかと考えてみた。 納税者の声をベースにして様々な租税や補助金を自動調節して、どこか一箇所...

人気の投稿: