今の無線給電はあまり遠くまで飛ばないが、それでも数mの無線給電が可能な技術は既にある。もっと特化することで距離を稼ぐことも可能だろう。これをドローンで受けられるようにすれば、すなわち何時間でも空中に浮いていられることになる。
ドローンが幾らでも長く飛んでいられるとすると、従来とは違った応用が考えられるはずだ。例えばこんなものだ。
- 永遠に巡回する監視ドローン。人が行えばそれなりの人件費が掛かるが、ドローンなら画像解析と合わせて相当低コストに実現できる。監視カメラをいちいち設置するより安いかもしれない。また、建築途中の建築現場など、状況がどんどん変わる場合に便利だ。
- 追跡ドローン。マラソン中継など、通常のドローンの活動限界を超えた長時間の追跡ができる。また、電柱など街の各地に無線給電器を設置しておいて、容疑者の逃走を追う、などが可能になる。
- 高所監視。高い建物がない開けたところで連続的な監視ができる。野外フェス会場の警備など。
- 子供が公園で遊ぶのを監視する。飽きて帰るまで何時間でも付き合う。塾通いのお供をする。
- 買い物に付き合って、先に荷物を持って帰ってもらう。
- 無線LAN・携帯電話のアクセスポイント。従来は気球で提案されていたものだが、ドローンにすることでより低空・高密度に行うことができる。また機動的な展開が可能であると共に、気球より強風に耐えられる(ように作る)。
- パワーのあるドローン。電池容量が少なくとも長時間動かせるため、より軽く、より強くなる。重い荷物を持てる、高速で移動できる、同じパワーで小さくできるなど。
- 遠距離給電運用。レーザー光線追跡などで個別対応できる場合、中継器がなくても長距離を運用できる。海上をまたぐ運用など。
- 雑用ドローン。いちいち給電スポットに戻ることなく、その場で待機して仕事を待つ。
- 位置自在XX。
- キャンプなどで任意の位置(空中)にプロジェクターを配置する。映像は無線で送る。
- 空中にディスプレイを保持する。寝転んでテレビを見る、トイレや寝室にも着いて廻る、など。
- 手にタバコを取ると素早くライターを差し出してくれる。
- 食事のサーブをしてくれる。飲み物が減るとすかさず補充してくれる。わんこそばの素早い補給。
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