2018年6月19日火曜日
サハラ砂漠は人間が作った
http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201703_post_12651.html
耕作のために草を飼ったのが原因で土が乾き、気候が変わってしまった、というのがその主張。ダストボウルはその一例だそうだ。砂漠化の解説にも似たような記述がある。逆に、砂漠緑化は大変そうだ。何せ広いのでカネが掛かる。木を植えても直ぐに枯れてしまう。
ここでは、砂漠緑化の方法を考えてみる。最初に植えるのは、枯れない木、即ち人工の木だ。実際には植えなくてもよい。そこにあればよい。その木で何をするのかというと、大きくは二つある。一つは日陰を作ること。もう一つは水を作ることだ。
乾燥した空気からでも水を作り出す技術、というのは、あちこちで研究されている。例えば
http://news.mynavi.jp/news/2017/04/20/052/
がそうだ。人工の木にこの装置を設置し、日陰に水を撒く。この木を、例えば半径百メートルの円状の砂漠に建ててやると、中央部に向かうほど気温は低く、湿度は高くなるだろう。
そうなったら中央部から順に、本物の木を植林をしてやる。これが育つにつれ、様子を見ながら人工の木を少し外側に移動する。これを繰り返してやり、百年単位で砂漠緑化を行う。
このために使う人工の木は、枯れ木に人工の葉をつけただけのもので充分だ。水生成装置の方は高いだろうから、予算はむしろこちらに左右されることになるだろう。
ただ、砂漠には栄養がないから、単純に植物を植えても育たないだろう。これを解決するために少し計画を修正してみる。人工の木は日陰を作るためだけに使うものとして、その中央部には生ごみを投棄し続ける。
生ごみには湿気と栄養価があるから、何かしらの植物が成長することはできるだろう。できれば水も欲しいが、これも汚水でよい。ある程度生ごみが溜まれば奥は保湿できるから、汚水が必須かどうかは分からない。生ごみの中には植物の種や虫の卵が混じっているはずだから、その中で最初は乾燥に強いものが育ち、それに伴って虫が育ち、何れは背の高い植物も育ってくるはずだ。
そうしたら人工の木の役割は終わりである。中央の木をどけて周辺に少しずらしてやる。ある程度の広さができれば、生ごみの投入はもはや必要ない。これを繰り返せば、徐々に砂漠は緑化していくだろう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
注目の投稿:
労働生産性向上策私案
https://www.newprinet.co.jp/日本生産性本部 「労働生産性の国際比較2024」を こちらの統計によると、日本の一人当たりの労働生産性は、1990年頃には13位だったところ、その後落ち込み、1998年から20位前後で推移していた。だが2018年から急...
.jpg)
人気の投稿:
-
実は前日に書いているのでたぶん、だけれども、「 たつき諒の予言は外れる、という私の予言 」は当たった。 ただこの間、トカラ列島で群発地震が起こり、最大震度6弱が1回、5強・5弱も複数回発生した。 トカラ列島で最大震度6弱含む1700回超の群発地震 収束見通せず今後も警戒が必要(S...
-
世の中の話題はAGIを通り過ぎてASIに進んでいる。AGIがGeneral IntelligenceならASIはSuper Intelligence、即ち人類を遥かに超えた知性ということらしい。 2045年にシンギュラリティが起きると予測したのは、人工知能研究の世界的権威であ...
-
年金の制度を調べていて、なんと複雑で面倒なことかと辟易した。今ちょうど年金改革がされているけれども、現行のシステムを複雑にしているだけだ。年金に限らず、様々な社会保障制度が別の名前で呼ばれ、申請方法も異なり、審査も給付も別。ファイナンシャルプランナーや税理士、公認会計士などが必要...
-
近年の世界的な右傾化、自国第一主義化について、その原因を生成AIと討論しながら考えた結果、そういう結論に達した、というお話。 まずトランプが未だに支持されている理由について議論したのだが、その理由はアメリカ白人低学歴層の貧困化だという。この白人貧困層は、人数的には数千万人と規...
-
性善説と性悪説、どちらを取るかと言えば、やや性善説、だろうか。 子供の成長を見ていると分かるのだが、基本的に子供は善だ。だが、同時に自分勝手なところもある。人の持っているものを欲しがり、場合によっては喧嘩してでも奪おうとする。だがこれは「悪」と言えるほどのものではない。 ...
-
たつき諒氏の予言が話題になっているので、私も一つ予言をしてやろうかと思う。 2025年7月5日を中心とした前後1週間(計2週間+1日)の間に、日本の太平洋岸を震源とする、最大震度6強以上の地震は、起きない。 地震予知三原則である①地域の特定②時期の特定③強度の特定、何れも満...
-
先日、舛添要一氏と佐藤優さんの対談を読んだのだが、なかなかに面白かった。それは現在の中国とロシアの街中の話なのだが、両国とも監視カメラが大量にある。さぞ窮屈だろうと思いきや、街は安全になり清潔になり、あるいは交通渋滞が解消されるなど、市民の生活はずいぶんと良くなっているのだそうだ...
-
東京の話になるがご容赦頂きたい。 東京メトロは、全車両にMetro WiFiを導入することを既に決定している。該当車両では、車内でWiFiを快適に使うことができる。一方で他の私鉄やJRは、駅でこそ設置しているものの電車自体には一部の特急などを除き設置していない。 こ...
-
度々著名人が不用意に発言しては炎上するこの問題だが、それが正しいのか(真っ当な主張なのか)。またそれ以前の問題として、そもそも外国人犯罪者は本当に多いのか。今回はこれを調べてみた。これも生成AIを使ったのだが、なかなか面白い結果が出た。 まず単純に犯罪率を比較してみると、 ...
-
「人はなぜ悪に憧れるのか」と「人はなぜ正義に憧れるのか」をGoogle検索してみたところ、前者は素直にヒットするのに後者はひねくれたサイトしかヒットしなかった。どうやら人は悪に憧れているようだ。 前者のサイトを読んでいると、様々な解釈が出てきて面白い。だが、検索前に自分...
0 件のコメント:
コメントを投稿