2018年6月26日火曜日

超音波OS


https://wired.jp/2018/05/07/ultrasonic-signals/

既に、スマホには超音波を受発信する装置(マイク、スピーカー)が備わっているので、ソフトさえあれば通信は可能である。記事にあるように、まだ標準化の類が備わっておらず、規制もないため、今は野放しの状態だ。記事では危険を煽る書き方になっているようにも読める。

但し勿論、上手に使えば有効な技術だ。単純に搬送波として使うのも良し、超指向性のような使い方もあるだろう。電波ではそう簡単ではないので、場所によって変わる情報や指示の仕方としては、超音波は即効性があり(今のスマホを使えるので)、有望だ。

となれば、OSにAPIを組み込んで汎用化すべきである、というのは自然な流れだろう。緊急地震速報のように大雑把な位置ではなく、屋内でも地下でも数m程度の誤差で場所を特定して情報提供できるのであれば、応用はいろいろある。一方でセキュリティも大事だから、その辺を規格化すればよい。

スマホにはもうAlexaのような音声認識機能は付けられるから、APIと言っても音声でも良いかもしれない。起動トリガだけにしておいて、施設からの音声案内を受け付けられるようにするとか、人間向けの音声案内を通常音波で、機械向け情報を超音波で、同時に提供する、などもできるだろう。

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