2018年11月2日金曜日

丸太ドローン


先日の、日本におけるドローンタクシーの実証実験に関するアイデアの中で、一本の棒にしがみつくように乗るドローンの絵があった。あれは面白い。

今探しても見つからなかったのだが、概要としてはこんな感じだ。それは丸太の棒を縦にした形状で、上には反転二重プロペラがついている。恐らく足下にはバーがあって、そこに足を乗せる。人は丸太にしがみつくように搭乗する。

搭乗方法にかなり難があるが、丸太形状というのは気に入った。羽を下に折りたためば、普段はほぼ丸太の大きさに収めることができるからだ。これをベースにして、実用的なドローンタクシーを考えてみる。

普段は丸太形状、羽は下方向に折りたたまれていて、使うときは跳ね上げて使うこと、また反転二重プロペラなので計4本、というところまでは良いだろう。高さは2.5~2.7mほど。普通の家の天井に収まる高さにする。

大人一人で担げるくらいの重さが良いが、ダメならキャスターを付けて斜めに引っ張るようにする。これを広いところまで持って行って、まずは垂直に立てる。スイッチを押すと、羽が跳ね上がる。

次に、羽を跳ね上げた後に座面が降りてくるようにしたい。座面自体はフレームだけでよい。もちろん4点式シートベルトと操縦桿も必要だ。これらは折り畳みで、羽を上げるとセットできるようにする。ヘルメットも仕込まれている。

基本的にはモーターと充電池で飛ぶようにしたい。形状の制約からバッテリはそれほど積めないが、一人一台なので問題ない。距離もそれほど要らない。

この目的は、普段使いのタクシーではなく、ちょい乗り用、及び防災用、非常脱出用だ。防災用では、恐らくは高層ビルの最上階などに大量に保管されていて、充電台の上に立っている。また、人を降ろすと次の人を乗せるために空で自動で戻っていくようにする。

普通のドローンと違って保管スペースの極小化を図ったものであるので乗り心地は悪いだろうが、用途が用途だけに、意外に売れるかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: