2018年11月22日木曜日

I/Oのクラウド対応


先日、PFUのスキャナが発表された。既存の最上位機種のリニューアルだ。この機種はクラウド対応しているが、下位機種は対応していない。

WindowsのPCが未だに手放せない理由の一つがこれだ。色々なI/O機器の多くは、Windowsにしか対応していない。スキャナはその一つだ。プリンタはまだ何とか繋がるが、スキャナでiOSやAndroidで繋がるものは少ない。

こういったものは、今後どんどんクラウドに対応していくのだろうと思う。WiFiに繋がるならもう直接クラウドに、そうでなければBluetoothでスマホとまずつなげ、そこ経由でネットへ。低速のものならキャリアLPWAでもよい。

これにはメリットがある。個々の機種に対応しなくてよいからだ。PCに余計なものをインストールする必要はないし、WindowsだろうがMacだろうがクラウドの前には関係ない。セキュリティもクラウド側で制御できる。盗まれれば遠隔で使用停止することも可能だろう。

PCやスマホに直接繋がるキーボードやマウス、ディスプレイなどはローカルのままだろうが、プリンタやスキャナはクラウドでも良いだろうし、監視カメラやオーディオビデオ、センサー・アクチュエーターなどはクラウド対応になる方がよい。

上のスキャナは最上位機種のみ対応だったが、もっと下の方にもクラウド対応してもらいたい。いちいちPCを出して繋ぐのはもうクールではないし、スマホに有線で繋ぐのはダサい。無線で繋ぐのなら、WiFiやLPWAでつないだ方が有利だろう。

テレビやプロジェクターにもChromeCastなどが内蔵されていれば、もう外に繋がっているのと同じだ。設置し、WiFiとつなげれば設定は全てスマホで、という方が、今後は理に適っているように思う。

他にも、医療機器や作業機器のようなものも、どんどん外に繋がっていって欲しいと思う。もっと機器として独立して、インテリジェントに。これが将来のI/Oの方向性だと思う。

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