2018年11月28日水曜日

IoT網AIによるデータスクリーニング


IoTが盛んになってくると、多種大量のデータが送られることになる。しかしこの大部分は無駄に捨てられるだろう。なぜなら、受け取るのも保存するのも計算するのも、膨大な計算機資源を要するからだ。せっかくデータがあるのに、使われるのはほんのちょっと。そんな時代がもうすぐ来るものと予測する。

そんな時代に必要なのは、どんなデータを生かしてどんなデータを捨てるのか、を判断する能力である。いわゆるエッジコンピューティングにおいて、AIを使ってデータの取捨選択をする。一方でそんなエッジのAIを騙す、すり抜ける異常データをどう拾うか。情報を集約するデータセンターの役割は。あるいは網で計算するような、新たなAIができるのか。

今の時代、エッジの通信はキャリアLPWAではないかと思う。そうなれば、通信速度はかなり遅いものになるだろう。そしてやはり、エッジの計算能力はそれほど高くないと見込まれる。そんな中、網として計算をやる仕掛けが出てきても良いのではないか。

つまり、エッジノードをニューラルネットワークのノードと見なすわけだ。計算速度は相当に遅いが、遅くて構わない用途なら構わないだろう。その代表は、もちろん網として学習すべき何かであるはずで、上のデータスクリーニングはその最たるものだ。

使われないデータ、要らないデータがどんなものかを、網自体が学習する。網が複雑になればなるほど賢くなる。更には、網自体がAIとなって異常検出をする。そんな未来が、もしかしたら来るのかもしれない。

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