2018年5月21日月曜日
シェアサロン店舗
サテライトオフィスというのは既に存在しているが、この概念を店舗に当てはめてみたら面白いと思った。
これは基本的に無人店舗で、対面式の接客を要するが、実際にはテレビ会議で応対するタイプのものだ。客が入ってくるとまず、どの店舗かを選ぶ。
つまり、テレビ会議の接続先は一つではなく、複数の(たぶん関係ない)店舗がラインナップされている。それを音声なり操作なりで選ぶと、その店舗が繋がる、というわけだ。
無人コンビニ、無人食堂まで作られる時代だ。無人店舗もあって良いと思うが、問題は無人店舗でも家賃は必要だ、ということ。都心ならそれでも良かろうが、地方都市で同じようにブースを構えると、回転率が悪い。
そこで、複数の店が共同出資して、そういうブースを借りるわけだ。逆にそれを見込んでレンタルオフィス会社などがテナントを募集してもよい。
TV会議だけで閉じる店舗はあまり多くないだろうから、教育を受けた派遣社員等が物品の受け渡しをサポートしたり、スキャナやプリンタなど機器の操作を代行したり、飲み物を出したり、というところまではあって良いだろう。操作はできるだけ共通化して、店舗固有の操作は別途教育して有償化するなども考えられる。
こうなると、多少のバックヤードも必要になるだろう。例えば携帯電話や保守部品のストックとか、派遣社員が操作する専用のATMとか、荷受用の通函などだ。これも、マニュア
ルさえあれば適切な運用ができるまでに標準化しておけばよい。
これが更に発展することで、例えば役所と郵便局と農協と銀行と携帯電話会社と・・・が一ブースで全て完結することが可能になったり、更にはそれらが連携することもできるようになるかも知れない。これは地方都市だけでなく、積極的に運用することで、僻地への利便も生むことになるだろう。
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