2018年5月1日火曜日

虐待用ロボット


https://jp.techcrunch.com/2018/03/21/2018-03-20-this-tortoise-shows-kids-that-robot-abuse-is-bad/

ロボットを虐待することはいけないことだと教えてくれるロボットなのだそうだが、これを見てむしろ、ストレス解消用虐待ロボットというのは出てこないのだろうか、と思った。

人間は様々な教育によって善悪を判断し、悪をしないことを学ぶ。しかし、本能的に人はルールを破りたがる側面もある。それはストレスとなるし、溜まれば爆発するかもしれない。それを人に当たることで解決するのはもちろん悪だが、管理された環境下で人工的にそれ用に作られたものに対して発散するのはアリではないか、というわけだ。

古代ローマのコロッセオは奴隷をそのように使った。映画「バトルランナー」では囚人が宛てられた訳だが、何れも非人道的だ。でもロボットなら、それも専用のロボットなら。映画「A.I.」でも、ロボットを破壊して楽しむシーンが登場するが、これは否定的な描かれ方だった。それ専用のロボットではなかったためだ。

また、どこまでも残酷にしてよいのか、人権を蔑ろにする行為を許しても良いのか、セクサロイドだってそうではないか、エスカレートして人を相手にする危険など、モラル視点での異論は多くあるはずだ。どちらが良いのかは分からないが、少なくとも勝手にやり出す連中はいずれ必ず現れる。そのときに備えて、議論はしておくべきだろう。

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