https://japanese.engadget.com/2018/04/16/AICreatesAnimation/
これは面白い。脚本(テキスト)だけからアニメを作るAIの登場だ。今はまだレベルも低くアニメだけだが、実写と見まがうCGで作れる日も来るだろう。また動画だけでなく当然静止画でも可能なはずだ。ここから見える応用は広い。
- 脚本も自動でできれば、映画ではプロデューサと監督がいればいい、という時代になるかも知れない。もちろんテレビも、ネット動画も、だ。世の中は映像で溢れることになる。
- そこまで行かずとも、教育用のショートムービーのようなものは、これで十分なはずだ。三角形の三辺の和が180°になる様子をアニメーションで表現する、恐竜絶滅の理由をイメージで出す、といったことを、教師が各々脚本を書くことで作れる。これは教育の電子化に大いに貢献するはずだ。
- 小説でなく最初から映画を作ろうとするアマチュアが多数出てきてもおかしくない。同人誌なども、絵心がなくとも簡単に作れることになる。
- 会社でプレゼンを作るのも、PowerPoint上にちょっとした映像を載せるのが流行るかもしれない。
- あらゆる本や雑誌のテキストスペースは徐々に侵食され、静止画や動画で埋め尽くされることになる。紙の本は廃れ、電子書籍へのシフトが進むことになる。
- コンテンツは大消費時代に入る。個人レベルでもマーベル映画が作れるなら、ヒットする映画は無くなってしまう。著作権も有名無実になる。このため、人はますます個の時代に入り、個性は極端になり、人付き合いは難しくなる。
その先は、人と人の中が疎遠になり、仮想人格とのみ付き合い、困難へ立ち向かう起業家のような人は減り、常に庇護されていないと生きていけない、ウスバカゲロウのような人ばかりになっていく。
必ずしも明るい未来ではないのかもしれない。
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