未だにクラウド化に躊躇する企業が多い中、銀行の中にもクラウド化に舵を切るところも出てきている。どちらが正しいのかは分からないが、ここへ来てブロックチェーンやDAppsの流れが出てくると、こちらはどうなのだろうとの思いも出てくるように思う。
クラウドにする理由のひとつは事業継続性だが、分散化はこれをある程度達成している。セキュリティも、断片化や暗号化が後押しする。となれば、クラウドにせずともDApps化するという方向性はアリなのではないか。
ただ、現状の概念そのままでは使い辛いので、修正は必要である。
- オープンソースである必要はないし、修正に当たって合意の必要もない。
- 実行負荷の調整ができた方が良い。例えば自分のアプリならできるだけ自分のノード(群)で実行するものとし、負荷が追いつかなくなったときだけ外に出すようにする。
- トークンはネットワーク外での補充や削除を認めるようにする。
- データや結果の暗号化が必要である。要求者のみが知り、実行者には知られないようにする。
- ブロックチェーンの長さは一定で切ることができるようにする。特定の信頼できるノードにのみそれを許す。その意味でノードは完全に対等ではない。
- スマートコントラクトのバージョン管理ができるようにする。即ち古いバージョンを無効にしたり、スマートコントラクト同士の連携における新しいバージョンの有効化などができる。
- いわゆる管理ツールをプラットフォームに含むようにする。
クラウドの概念を知ったときも究極だと思ったが、こちらの方が更に究極だ。こういったプラットフォームを作ることができるのかどうか、(当然私には作れないが)時代を見守りたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿