2018年5月17日木曜日

プライベートDApps


未だにクラウド化に躊躇する企業が多い中、銀行の中にもクラウド化に舵を切るところも出てきている。どちらが正しいのかは分からないが、ここへ来てブロックチェーンやDAppsの流れが出てくると、こちらはどうなのだろうとの思いも出てくるように思う。

クラウドにする理由のひとつは事業継続性だが、分散化はこれをある程度達成している。セキュリティも、断片化や暗号化が後押しする。となれば、クラウドにせずともDApps化するという方向性はアリなのではないか。

ただ、現状の概念そのままでは使い辛いので、修正は必要である。
  1. オープンソースである必要はないし、修正に当たって合意の必要もない。
  2. 実行負荷の調整ができた方が良い。例えば自分のアプリならできるだけ自分のノード(群)で実行するものとし、負荷が追いつかなくなったときだけ外に出すようにする。
  3. トークンはネットワーク外での補充や削除を認めるようにする。
  4. データや結果の暗号化が必要である。要求者のみが知り、実行者には知られないようにする。
  5. ブロックチェーンの長さは一定で切ることができるようにする。特定の信頼できるノードにのみそれを許す。その意味でノードは完全に対等ではない。
  6. スマートコントラクトのバージョン管理ができるようにする。即ち古いバージョンを無効にしたり、スマートコントラクト同士の連携における新しいバージョンの有効化などができる。
  7. いわゆる管理ツールをプラットフォームに含むようにする。
平たく言えば、OpenStackのDApps版だ。クラウドと同じく、ごく簡単な設定だけでノードを附加してスケールアウトできる。またOpenStackと異なり、物理マシン(サーバ)に特定の役割が割り当てられているわけではないので、UPSや二重化など、BPMの類は不要となる。ネットワークに多少のセキュリティリスクがあっても、システムがそれをカバーしてくれる。

クラウドの概念を知ったときも究極だと思ったが、こちらの方が更に究極だ。こういったプラットフォームを作ることができるのかどうか、(当然私には作れないが)時代を見守りたい。

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