2018年5月22日火曜日
前空き手ぶらチョッキ
旅行用のジャケットなどに、よく「手ぶらで移動できるジャケット」なるものがある。ポケットがやたらと多いジャケットだ。一見便利なのだが、大きな問題がある。それは、本当にそれらのポケットにモノを入れると、シルエットが崩れてしまうことだ。
シルエットを崩さずに済む手ぶらジャケットはないものだろうかと考えてみると、結構難しいことが分かる。ポケットには各々加重が垂直に掛かる。また、ポケットは柔軟性があるから、モノの形に変形し、長く入れていれば伸びてしまう。これを何とか解決しなければならない。
モノを入れるポケットを、体にぴったりと張り付く伸縮性のあるボディスーツのようなものに付ければ、この問題は解決する。最近流行りのコンプレッションウェアのようなものだ。これを二重にして、間をポケットにすればよい。
ただ、これではジャケットではなくシャツだし、体にぴったり付くシャツというのもジャケットとは合わない。前身頃だけは空けて、わき腹と背中だけにすればよいのだが、そうするとコンプレッションウェアの形態にはできない。
そこで考えるのが、形状記憶樹脂である。前だけ開けたチョッキのような形状に加え、脇と腰に形状記憶樹脂のバンドを仕込み、体を挟んで固定するようにする。体温で形状記憶樹脂が体のカーブに合わせて締め付けてくれるので、体の動きに追従する。
単独で使っても良し、肩の部分だけマジックテープなどでジャケットと留めておくこともできるだろう。こうすればモノがたくさんあってもジャケットのシルエットが崩れることはないし、旅先でもそのままハンガーに掛けてしまえばよい。チョッキを複数用意しておいて、使い分けるというのも面白いだろう。
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