2018年8月13日月曜日

ライブカメラ再び


クリップでポケットに留めておき、一日中間欠撮影をするようなカメラが一時期流行ったが、最近ではとんと話を聞かない。やはり少し使い方に無理があったように思う。

しかし、根は悪くない。過去の失敗の原因を分析し、最新の技術と付き合わせることで、再び日の目を見るかもしれない。

では何がダメだったのか。大きさ、重さ、画質、バッテリーの持ちなどについては、大きく進歩することはないだろう。持ち方を変える、例えばネックバンドデバイス型にする、胸ポケット前提でレンズだけ前に出し本体は大きめ、などは別に考えても良いだろう。

問題は、むしろ撮影後のデータの扱いにある。動き検知くらいはローカルでできても、それを振り返ってどうこう、というところが生きていなかったのではないかと思う。クラウドにアップした上で、いまどきのAIを使って詳しいライブログをとることができるなら、また使いたいと思うのではないか。
  • その日にあった人物を纏める。誰と会ったかはGoogleフォトと連携して自動推定し、会話した時間を概略で計測する。
  • その日に食べたものを纏める。メニューを自動推定し、カロリー計算や食べる速さなどから健康に関するアドバイスをする。
  • その日の運動量を纏める。特にネックバンドデバイスを着けていなくても、カメラだけで何とかなるし、着けていればより正確にわかるだろう。また、どこを走っていたのかなども分かる。
  • その日に行ったところを纏める。
  • その日に使ったお金を纏める。
  • その日に起きた、眠った、食べたなどのイベントの時刻を纏める。
  • 約束をしたとき、自動でそれを認識してスケジューラやタスク管理に入れる。約束を果たしたとき、それをチェックする。
  • 何かを記録したいとき、つぶやくだけで記録できる。頭痛がする、気分が悪いなどの健康上の問題、イライラするなど心の問題を始め、アイデアや気付いたことをメモするなど。その時の状況も一緒に記録できる。
  • そのメモを使って、街を歩いていて見つけたもの、聞いた音楽などを記録しておいて、後でそれを探すのに使う。
  • 外国にいる時、看板や標識の字を認識して自動翻訳して、問い合わせに応じてBluetoothイヤホンを通じて訊く。
  • 著名な建物や知人を見つけて知らせる。あるいはその解説、詳細情報を知らせる。
  • 会社のコンピュータ画面やトイレの中など、必要な場面ではモザイクを掛けてくれる。
それらを全部自動で行ってくれるなら、それが精度80%であったとしても十分に魅力的だ。再度ブームが来てもおかしくないと思う。

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