2018年8月23日木曜日

VRによる見つけ補助


ディズニーリゾートに車で行って、帰りに車を見つけるのに苦労した人は多いのではないだろうか。渋谷駅前の待ち合わせで相手を探すのよりはまだマシだろうが、どちらもそれなりに難しい。

これに限らず、普通に道案内をするだけであっても、道が幾つも交差するところや、駅前のペデストリアンデッキなどではどの方向に行ったらいいのか分からない、ということも多いだろう。これにVRやMRで色を付けてやると、ぐっと分かりやすくなる。

MRゴーグルを掛けるというのも大げさだから、ここはスマホをかざしてカメラで撮ることにしよう。画像認識とGPSを組み合わせて位置と向きを推定し、相手や目的の方向を強調したり光らせたりすれば一件落着だ。

例えば迷子のような場合、子供がもし迷子タグを持っていれば、大体の方向くらいなら分かるはずだし、これに子供の背格好や顔認識を合わせて候補をマークする、といったことも可能だろう。タグがなければ子供だけ画像認識でピックアップするうということもできる。

相手の情報にどんなものがあるかによって可能な検索方法を選ぶというのは、アルゴリズムでもできるだろうしAI併用も有効だろう。そうして「ありとあらゆる手段」を使って推定し絞込みをする、これだけでも立派な一つのシステムになるのではないか。

冒頭の車探しだが、車から降りたことは、GPSの移動速度が急に変わる地点として分析可能だ。最後に車から降りたところの推定は、ユーザがボタンを押さずとも本当は分かるはずなのだ。そういったところの自動化こそが、これから求められる「親切機能」なのだろうとおもう。

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