2018年8月7日火曜日

LPWA見守りサービス


LPWAを使ったサービスとして最もよく出てくるアイデアは、IoTと見守りだ。このうち、見守りはプライバシーの問題が出るので簡単には進めがたい。しかしここにちょっとした工夫をすることで、これを打ち破ることができるかもしれない。

そこに登場する技術は二つ。一つはAIによる行動パターン分析、もう一つは大量配布とタグ化だ。

もし、意識して本人に付けるのではなく、ランドセルや服や帽子に当たり前に付いているタグの一つ一つにその機能があったとしても、いちいちそれを全部登録するような面倒はしないだろう。買い換えればやり直しだし、毎日何を着て出るかは分からない。まず、そのような「どうしようもない状況」を作っておく。

もう一つは、AIによる異常検知である。あらゆる状況を踏まえ、今の状況が異常かどうかを判断する、というものだ。これはその他のタグとの組み合わせも意識する。

例えば、子供の場合は靴を片方なくすことはあり得るだろう。しかし大人ではまずあり得ない。上着やかばんを忘れて帰ることはあっても、下着を忘れることはないはずだ。

日頃の行動範囲と異なっていたとしても、例えば子供なら公園なら友達に誘われたかもしれない。しかし離れた住宅街なら異常だ。それでも親と一緒なら異常ではない。そういった「異常」が起こるまで、タグのプライバシーは守られるようにする。もちろん警察が判断すれば話は別だ。

特に登録することなく、常にAIにのみ監視されている、異常がなければそのデータは見られない、となれば、抵抗も少ないだろう。もちろん当初は不安もあるだろうから任意にするにしても、時間と共に社会に受け入れられるようになる可能性はあると思う。

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