2019年5月24日金曜日

CYOD


Choose Your Own Deviceの略だそうだ。企業が認定したデバイスの業務利用を認めるというもので、BYODよりやや企業寄りの戦略になる。

BYODではセキュリティの問題を払しょくできないから、ある程度の制限はやむを得ない。それをデバイスレベルで認定するのであれば、以前から主張している通り、モード切替で完全に会社モードとプライベートモードになるデバイスを作ればよい。それが完全に信用できないからこそ不可能、と考えていたが、デバイスメーカーが保証し、そのメーカーを会社が信用するというのであれば、話は変わってくる。

例えば、iPhoneの特定の型番をそれと認めるとなるならば、上手くいけばそれが爆発的人気を得るかもしれない。会社にとっては支給しなくてよいので節約になるし、ユーザは二台持ちしなくてよくなるからだ。

会社モードとしては、会社のIDを入れてその会社のポリシーに合わせることになるが、あまりにも自由では困る。幾つかのメニューから選べるようにすることになるのだろう。
  • RDPのみ認める。
  • 会社が認めるインストールソフトや更新ポリシーを基にしてソフトを使用する。
  • 自由。
こんな感じか。これに個人認証機能(Apple IDとパスワード、生体認証等)の連携をするかどうかを組み合わせる。例えばIDは別に、生体認証も別々に保管する、等だ。リモート消去にしても、会社部分は会社からコントロールするなどが考えられる。

これらを詰めて共通規格を作り、iPhoneやAndroidの機能として売り出せば、世界はまた変わっていくと思うのだが。

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