2017年5月30日火曜日

ロボット・ファースト


クルマ社会と言えば、クルマが主で歩く人が従のような社会を思い描く人も多いと思う。実際問題として、自動車用の道路は広く平らに整備されており、歩道は端にあり、クラクションで追いやられることもしばしばだ。これと同じように、職場や家庭にロボットが進出してくると、ロボットが優先され人が追いやられるようなことが起きるのではないか。
例えばロボットカー専用レーンだ。ロボットカー同士の方が運転の効率は高いから、物流や人流の効率を考えればまとめた方がよい。高速道路や幹線道路などでは、特定のレーンを指定してロボットカー専用になる可能性はある。そうなると、そのレーンだけは異常に車間が短く速度も速い、というような環境も考えられる。
工場では、作業員はいなくなり、代わりにロボットレイバーの保守員が常駐することになる。ロボットは真っ直ぐな平らな道を行き、人は残りの歩きにくい場所に追いやられる。24時間ロボットを動かすために、人間の方が三交代制で働かされる。ロボットに明るい照明や冷暖房は要らないから、人間が我慢することになる。
そのうち、人間の健康や生命までもが軽視されるようになるかも知れない。だがそれはロボットが悪いのではない。人間の経営者がそう判断するからだ。AIやロボットによる人類への反乱は、そういった人間が首謀者になるのかもしれない。

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