2018年1月27日土曜日

AIにのっとられない職業


AIにのっとられない職業として巷が考えていることの殆どは、自分としては信用していない。自分が考える、安定してAIにのっとられることのない、AI全盛期の人間の職業とはただひとつ。それは、「AI化がまだされていないところをAI化するための技術者、コンサルタント」である。

AI化が先にされるのは、当然AI化が簡単で効果が高いところからだから、そうでないところはAI化が難しく効果が低いところであるはずだ。この「難しい」「効果が低い」は相関関係にあり、技術的に簡単になれば効果も高くなる。そこに商機がある。

一般的なソリューションと異なり、AIは横展開が比較的容易である。自分で学習できるので、人間が手を煩わすところが少ないからだ。このため、その適用先は分野毎となり、一度入ればあっというまに横展開で大儲けできる(但し一時的に)はずだ。

どんな職業がAI化しにくいだろうか、というのは想像も可能だが、実際にAIが進んでみないと分からない部分は多い。また、AI化は即ち価格破壊と失業を誘発するため、意図的に業界として避けようとする業種があるかもしれない。それでも、一人裏切り者が出ればもうおしまいだ。その一人に取り込むことができれば、上手くいく。

そして、全ての職業にAIが導入されたとしても、それらを突き合わせた最適化の余地はまだ残っている。その後は勢力争いへの加担。だがそれも長く続かないだろう。そうしてついに全ての職業はAI化され、自分も含めた全人類は失業することになる。

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