2018年1月16日火曜日
写真にデータを載せる方法
Amazon Driveの容量無制限プランが終了した。容量無制限を謳うサービスが軒並みつぶれる中、Amazon様なら何とか、と期待していたわけだが、やはりそうなってしまったか、と残念である。
一方で、写真と動画は無制限のままだ。よって、これを使ってデータを動画ファイルに変えて保管すれば良いのではないか、と考えてみた。
実は、写真や動画にデータを隠す方法は既に存在している。だがこの方法は言わば裏技で、写真の解像度とデータ量が乖離してしまうので、違法性が高いと言える。だからこの方法は使わない。
制限として、①画像の見た目(解像度、色数)とデータ量が乖離しない、②唯のノイズにしか見えないようななものではなく、意味のある画像に見える、という条件を課すことにする。
容量無制限なのであれば、多少圧縮効率が低くても良いと考えると、こんなことが考えられる。
まず、基本は動画である。30分以内の動画として、解像度はフルハイビジョン、フルカラーとする。動画の内容はCGで作成する。また、一つ一つは、少しづつではなく、明らかに内容が異なるようにする。
映像に情報を埋め込むためには、まずは元となる、それ専用の動画を作る。この動画は、MPEGなどの圧縮アルゴリズムの特性を利用して、極端にデータ量を圧縮できるように作る。具体的には動きや画面転換が少なく、色が単調なものだ。意図的に作れば、最高の圧縮率に近いものが簡単にできる。
次に、これにいわば「透かし」として情報を入れる。この場合、通常の透かしと違ってコピーを警戒する必要はないので、劣化耐性は気にしなくて良い。思いっきり詰め込むことで、圧縮効率ゼロに近いファイルが出来上がる。それでも規格内なので、異常検出には引っかかりにくい。
これは、画像がちらついて見えるような感じになるはずで、画像としては成立しているが見にくい動画になるはずだ。オリジナルのファイルがある以上はその容量以下しか入れられないが、何せファイル数制限はないので、用途は達せられるだろう。
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