2018年1月17日水曜日

スマートスピーカーと超音波


Amazon Echoをはじめとするスマートスピーカーには、マイクに工夫があって、話者の方向を特定できる。これにより、多人数で同時にしゃべったときでも間違うことなく、音声を認識できる。

それができるのなら、発声もその人だけに向けてやれば良いのに、と思った。今の技術ならそれができる。超指向性スピーカーを使えばよい。超指向性スピーカーは世に既に存在しており、技術開発はそれほど難しいものではないはずだ。

これには、特定の人に特定のメッセージを届けられるというだけでなく、距離を勘案して声の大きさを制御できるという特徴がある。遠くの人には大きな声で、という当たり前のことだ。

こうすれば、ソファに並んでテレビを見ている人の間で自分だけが関係ない音楽を聴いている、などという芸当が可能になる。他にも、ご飯ですよコールを、近くの人にうるさがられずにするなど、様々な応用が可能になるはずだ。

個人的には、選挙宣伝車に搭載してほしい。3D画像やレーザー測距などを駆使して、歩いている人や住居の窓だけを認識し、距離に応じて適切な音量で音を出してくれるものだ。

うるさ過ぎないちょうどよい大きさでしてくれれば腹も立たないし、赤ん坊を抱えている人には小さな声にするなどの配慮もできるだろう。もうそれだけで、投票してやろうかという気分になること間違いない。

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